【悩み】どんな事業をすればいいか分からない|【解決策】無料で提供する事業を考えてみよう!|【参考書籍】起業の天才!
【悩み/不安】 個人事業主として、どのような事業をすればいいか分からない...
【解決策】 無料で提供する事業を考えてみよう!

 

「どのような事業をすればいいのだろう?」

 

個人事業主として独立した後は、必ず、何かしらの事業を行わないといけません。

事業とは簡単に言うと、「世間の役に立ち、その見返りに、お金をもらえる仕組み」だと思います。

 

世の中には多くのサービスや製品がありますが、それぞれが、誰かの役に立っています。

大前提として、人の役に立つことを考えないといけません。

 

事業は、個人事業主として必ず考え出さないといけないですが、一番難しいことだと思っています。

そのためこれからも、このような、事業を考え出す(創出する/0から1を考え出す)ためのヒントとなりそうな記事を書いていく予定です。

 

今回は、「起業の天才!(著者:大西康之おおにしやすゆき」という本を読んでヒントを見つけましたので紹介します。

 

「起業の天才!(著者:大西康之)」は、就職サイト「リクナビ」を運営する会社である、リクルートの創業物語です。

 



この本で見つけた解決策は、「無料で提供する事業を考えてみよう!」です。

 

なお、「起業の天才!(著者:大西康之)」は、個人事業主にとって、やる気を高めてくれる良書です。

大学新聞における小さな広告業から、大企業であるリクルートを作り上げていった物語が語られています。

 

私たち個人事業主も、同じように大きくしていけるのではないかと、気分を盛り上げてくれるような本でした。

やる気が下がっている人は、ぜひ一読してみてください。

目次

1)無料で提供する事業を考えてみよう

「起業の天才!(著者:大西康之)」から、リクルートの創業者である江副浩正えぞえひろまさ氏のエピソードを紹介します。

 

1-1)求人広告だけの本を無料で配った

江副えぞえは「広告だけの本」を「無料」で学生に配り、求人広告を出した企業からの広告収入だけで回す、という前代未聞ぜんだいみもんのビジネス・モデルを鶴岡に明かした。
それは、東大新聞の広告からはじまって全国の大学新聞に広げた1→nのビジネスではなく、ゼロを1にする、これまでどこにもなかった仕事だった。

「起業の天才!(著者:大西康之)」

 


①「無料」は安さの究極

顧客は、必ず、安さを求めています。

質が同じであれば、できるだけ安いものを選択するでしょう。

 

安さの究極が、無料だと思います。

 

質が同じで、無料であれば、大満足でサービス/製品を利用するはずです。

 

サービス/製品を、より安く提供しようと努力している事業主は、最終的に、無料で提供すべきでしょう。

無料に勝てるわけがありません。


②企業から収入を得る

ただし、無料で提供するだけでは、顧客は満足できても、事業主は満足できません。

収益を上げないと、簡単に廃業となります。

 

そこで、企業から収入を得るという発想が必要です。

 

その一つの方法が、広告収入でしょう。

 

企業は、自身のサービス/製品を、世の中に知ってもらうため、広告を利用します。

その広告を掲載してもらう代わりに、広告料を支払うわけです。

 

これを利用すれば、「顧客には無料で提供し、企業からは広告料を得る」という事業が完成します。

 

私が運営している本ブログも同様です。

ブログもYouTubeもGoogleもTwitterもすべて同じですね。

 

  • 顧客は無料で利用できる
  • そのサービスの中に広告が貼られている

 

この事業モデルは、今後もなくなることがないモデルだと思いました。


③人をたくさん集められる事業を作る

ただ、企業にとっては、広告掲載するメリットが必要です。

 

それは、その企業の顧客となり得る人が、多く集まっていることです。

 

とにかく人を集める必要があります。

いろんな人ではなく、特定の人でもいい。

 

例えば、私のこのブログは、「個人事業主」という特定の人が集まるでしょう。

そのため、個人事業主に対して事業を行っている企業の広告が掲載されやすいです。

 

ブログのアクセス数が増えれば増えるほど、企業の広告が目に触れやすくなり、企業のサービス/製品に興味を持つ人が増え、企業の売り上げが上がります。

 

そのため、特定のターゲット層でよいので、より多くの人を集められるような事業を考えられれば、「顧客に無料で提供し、企業から広告料を得る事業」となるでしょう。


④無料で提供すれば世間に広がりやすい

最後に、無料には、もう一つの利点があります。

それは、世間に広がりやすいことです。

 

無料なので、顧客はあまり悩むことなく、サービス/製品を利用します。

それが満足できるものであれば、簡単に世の中に広がっていくでしょう。

 

事業を成功させるためには、「事業を世の中に知ってもらう」必要があります。

知ってもらわないと、どんなに優れたサービス/製品でも、利用されません。

存在を知らないからです。

 

そのため企業は、広告掲載などで、世の中にサービス/製品をアピールしています。

 

このような活動を行わなくても、簡単に世の中に広めていく方法が「無料提供」だと思います。

 

どのような事業をやればいいか悩んでいるのであれば、無料提供できる事業を考えてみるのはいかがでしょうか。

 


 

2)個人事業主の戦略

私は「個人事業主が、大企業/中小企業に負けず、生き続けるための戦略」を絶えず考えています。

 

そのため、記事で取り上げた内容について、「大企業/中小企業がどういう戦略を取っていくか」を予想し、それに対して、「個人事業主がどういう戦略を取るべきか」を考えたいと思います。

 

2-1)大企業/中小企業における活用

【大企業】 新しく無料提供事業を作るのは難しいと思われる
【中小企業】 新しく無料提供事業を作るのは難しいと思われる
【個人事業主】 既存の縛りなどなく、ゼロから事業を作れる立場にあるので、無料で提供する事業を考えてみよう!

 

本記事の趣旨である、「無料で提供する事業を考えてみよう」に関して、大企業/中小企業は実施しにくいと考えます。


大企業/中小企業における弱点

なぜなら、大企業/中小企業は、すでに、何かしらの有料の事業を行っているからです。

 

その事業を無料にするのは、大きな変更が必要です。

売上収入も大きく変化するでしょう。

 

そのような状況において、人が多く所属している企業では、反対意見が出てくることは確実です。

ここを弱点ポイントと考えます。

 

2-2)【結論】個人事業主として、無料で提供する事業を考えてみよう

一方、私たち個人事業主は、何もない状況から始まっています。

 

まだ事業がない中で、新しい事業を無料で提供することに、なんら縛りもありません。

 

ある事業における大企業/中小企業が、有料で提供しているのであれば、「無料で提供することができないか?」と考えてみましょう。

 

過去、携帯メールが有料の時代がありました。

そのとき、Yahoo!やGoogleなどが、無料で利用できるメールサービスを提供し始めました。

 

2023年現在、ほとんどの人が、メールを無料で使っています。

 

このように、有料が当たり前だと思っている事業を、無料で提供する仕組みを作ること。

これができれば、個人事業主として長く生きていけるでしょう。

 

3)終わりに

無料とはいかなくても、利益ギリギリの価格で提供し、顧客を集める方法でもよいと思います。

人が多く集まってきたら、その人たちの特性を分析し、その人たちに関連がありそうな企業を探す。

そして、その企業から、お金を得る方法を考えます(広告掲載など)

 

無料もしくは究極に安いことで満足する顧客は、たくさんいます。

そういった人たちを、より多く集めることができれば、企業からお金を得る方法が見つかるはずです。

 

こういう視点で、事業を考えるのはいかがでしょうか。

 

 

なお、本記事と同じような悩みの解決策を、別の本などで見つけた場合は、別の記事にまとめていく予定です。

本記事を読んで、「これだ!」と思えなかった場合は、別の記事も読んでみてください。

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