
【悩み/不安】 | どんな事業をすればいいか分からない... |
【解決策】 | 子どもの頃に苦しんだことや悩んだことを思い出してみよう! |
「どんな事業(サービス/製品)を始めればいいか思いつかない...」
個人事業主として独立した後は、必ず、何かしらの事業を行う必要があります。
事業とは簡単に言うと、「世間の役に立ち、その見返りに、お金をもらえる仕組み」です。
世の中に存在する企業や個人事業主は、必ず何かしらの事業を行って、世間の役に立っています。
私たち個人事業主も、その一員になる必要があるわけです。
ただ、この事業を考え出すのが難しい!
- 成功する事業をやりたいが、そういう需要の大きい事業は人気で、ライバルが多い
- ライバルが少ない事業を狙うと、需要が小さすぎて利益が出にくい
どんな事業をやればいいかを決めるのは非常に難しいことで、悩んでいる個人事業主は多いと思います。
そのためこれからも、このような、事業を考え出す(創出する/0から1を考え出す)ためのヒントとなりそうな記事を書いていく予定です。
今回は、「ロッテを創った男 重光武雄論(著者:松崎隆司)」という本を読んでヒントを見つけましたので紹介します。
「ロッテを創った男 重光武雄論(著者:松崎隆司)」は、菓子メーカー「ロッテ」の創業物語です。
この本を読み、「子どもの頃に苦しんだことや悩んだことを思い出してみよう!」と思いました。
なお、「ロッテを創った男 重光武雄論(著者:松崎隆司)」は、個人事業主にとって、やる気を高めてくれる良書です。
創業者がロッテを大きくするために行った行動や考え方が学べます。
また、事業内容が「お菓子」ですので、イメージしやすいです。
やる気が下がっている人は、ぜひ一読してみてください。
目次
1)子どもの頃に苦しんだことや悩んだことを思い出してみよう!
「ロッテを創った男 重光武雄論(著者:松崎隆司)」より、お菓子メーカー「ロッテ」の創業者である重光武雄論氏のエピソードを紹介します。
1-1)大人になったらお菓子をいっぱい食べたいな
ただ、貧しいのは重光だけではなかった。
60人いた同級生の3人に1人は弁当を持ってくることができなかった。
昼休みになると、弁当のない級友は自宅に戻った。
重光も一緒にグラウンドを駆け抜けて、学校の外に出たこともあったようだが、10キロも離れた自宅に帰ることは考えられない。
重光は当時を振り返って韓国誌のインタビューにこう答えた。「おなかがすいたら食べもののことだけを考えるのです。
どうすればおなかがいっぱいになるかという工夫ばかりすることになるから、正常な思考が不可能になるのです」年に一度、村に飴屋がきた。
古いゴム靴やすりきれた麻布の衣服を持っていけば、飴を一棒くれたりした。
大人になって飴を好き放題食べられたらいいなと考えたこともあったという。
のちに菓子メーカーで成功を収めた遠因がここにあるのかもしれない。
「ロッテを創った男 重光武雄論(著者:松崎隆司)」
①子どもの頃の記憶は消えにくい
個人事業主として成功するために必要なことの一つとして、「続けること」があると思います。
何事も、止めずに続けることが大事です。
ただ、人は大きな壁にぶつかってしまうと、ついつい気が弱くなってしまい、先に進むことができなくなります。
そして、そこで止めてしまう...。
止めてしまうと成功はあり得ません。
続けても必ず成功するとは限りませんが、止めてしまうと成功の確率はゼロです。
とにかく止めずに続けていくことが最低限の条件となります。
その続けるための原動力の一つが、子どもの頃の苦労だと思います。
子どもの頃の記憶はなかなか消えません。
大人になって残っている記憶はそうそう消えないでしょう。
この消えにくい記憶が、事業を行う原動力になれば、事業を止める可能性が減るはずです。
こういった意味で、どんな事業をすればいいか悩んでいる人は、子どもの頃に苦しんだことを事業にしてみてはいかがでしょうか。
②子どもの頃に苦しんだことが、今も誰かを苦しめているかもしれない
事業の基本は、誰かの役に立つことです。
「役に立つ」というのは色々ありますが、「苦しんでいる人を苦しみから解放すること」も一つです。
子どもの頃に苦しんだ/悩んだことはないでしょうか?
それはそのまま事業にできるかもしれません。
子どもの頃、塾に行きたかったが、家が貧乏で行かせてもらえなかった... | 格安の塾を経営する |
子どもの頃、部屋が少なくて、同じ部屋に兄妹がおり、勉強に集中できなかった... | 放課後や休日に、子ども向けに、子どものお小遣い程度で利用できる勉強部屋を提供する |
子どもの頃と、大人になった今は時代も環境も変わっていますので、同じ悩みを持つ人は少ないかもしれません。
ただ、100%そうであるとは言えません。
内容によっては、今も困っている人がいるかもしれません。
周りの人に聞いてみるなど調査も必要かもしれませんが、やってみる価値があると思います。
やってみないと需要が見えてこないこともあるからです。
「今現在も悩んでいる人がいるはずだ」と信じて、事業を行ってみてはいかがでしょうか。
2)終わりに
成功した創業者の中で、子どもの頃は貧乏だったというエピソードが私は好きです。
過去が恵まれていなかったとしても、将来に成功する可能性があると教えてくれるからです。
「絶対に貧乏生活から抜けてやる!」
こういう強い思いが成功につながるのだと思っています。
どんな壁にぶち当たっても、壁を壊すくらいの強い思いがあれば、成功に近づけると思います。
もし、子どもの頃の記憶の中に、自分を奮い立たせるような記憶があれば、それに関連する事業を考えてみるのはいかがでしょうか。
なお、本記事と同じような悩みの解決策を、別の本などで見つけた場合は、別の記事にまとめていく予定です。
本記事を読んで、「これだ!」と思えなかった場合は、別の記事も読んでみてください。