【悩み】どんな事業をすればいいか分からない|【解決策】人と人をマッチングさせる事業を考えてみよう!|【参考書籍】起業の天才!
【悩み/不安】 個人事業主として、どのような事業をすればいいか分からない...
【解決策】 人と人をマッチングさせる事業を考えてみよう!

 

「どのような事業をすればいいのだろう?」

 

個人事業主として独立した後は、必ず、何かしらの事業を行わないといけません。

事業とは簡単に言うと、「世間の役に立ち、その見返りに、お金をもらえる仕組み」だと思います。

 

世の中には多くのサービスや製品がありますが、それぞれが、誰かの役に立っています。

大前提として、人の役に立つことを考えないといけません。

 

事業は、個人事業主として必ず考え出さないといけないですが、一番難しいことだと思っています。

そのためこれからも、このような、事業を考え出す(創出する/0から1を考え出す)ためのヒントとなりそうな記事を書いていく予定です。

 

今回は、「起業の天才!(著者:大西康之おおにしやすゆき」という本を読んでヒントを見つけましたので紹介します。

 

「起業の天才!(著者:大西康之)」は、就職サイト「リクナビ」を運営する会社である、リクルートの創業物語です。

 



この本で見つけた解決策は、「人と人をマッチングさせる事業を考えてみよう!」です。

 

なお、「起業の天才!(著者:大西康之)」は、個人事業主にとって、やる気を高めてくれる良書です。

大学新聞における小さな広告業から、大企業であるリクルートを作り上げていった物語が語られています。

 

私たち個人事業主も、同じように大きくしていけるのではないかと、気分を盛り上げてくれるような本でした。

やる気が下がっている人は、ぜひ一読してみてください。

目次

1)人と人をマッチングさせる事業を考えてみよう

「起業の天才!(著者:大西康之)」から、リクルートの創業者である江副浩正えぞえひろまさ氏のエピソードを紹介します。

 

1-1)企業選びに悩む「学生」と学生集めに悩む「企業」をマッチングした

1958年当時は企業の規模もまだ小さく、海外勢との競争に晒されているわけでもなかったから、理系は付き合いのある大学教授の研究室の学生、文系は自社の役員、社員、取引先幹部の子弟していを集めただけの組織でも、それなりに経営はできたのである。

だが高度経済成長への離陸期を迎え、爆発的な成長を始めた日本の企業は、高卒、大卒を問わず膨大な数の新入社員を必要としていた。
学生の側も、コネに頼らず自分が働く会社は自分で決めたいという気運が高まった。
しかし企業はどうやって学生を集めていいか分からないし、学生もどうやって企業を選んでいいのか分からない

そんな学生と企業を初めて「マッチング」したのが江副えぞえだった。
東大新聞に就職説明会の広告を載せ、学生を採用したい企業と企業に就職したい学生を出会わせる

「起業の天才!(著者:大西康之)」

 

①時代の変化から課題をとらえることが大前提

まず、現状の課題を考えることから始める必要があるでしょう。

 

上記引用文であれば、「企業はどうやって学生を集めていいか分からないし、学生もどうやって企業を選んでいいのか分からない」という部分です。

 

この課題を把握するには、時代の変化に注目するとよさそうです。

求人広告を大量に集められた背景には、時代の変化もあった。

朝鮮戦争(1950年〜1953年)の特需で息を吹き返した日本経済は、戦後の復興期を経て、いよいよ高度成長のとば口に立とうとしていた。
企業は総じて人材に飢えている。
1958年9月17日付の東大新聞にこんな記事がある。

<「就職レポート」こうして会社をきめる
法・経済学部の学生なら就職準備は五月に始まる。(中略)
一昨年ごろまでは、いわゆるコネが絶対と信じられ、誰もがコネ探しに苦労した。
しかし、昨年あたりから、特に一流大会社の間に、本当に優秀な人間を採りたい、という熱意が高まり、コネの重さは相対的に軽くなった
そこで入社試験が重く見られる>

「起業の天才!(著者:大西康之)」

 

大学教授のコネで就職先を決めるのが当たり前だった時代が、だんだんと変化していました。

 

こういった変化をとらえ、その中で発生している課題を見つけることが、新しい事業を生み出すキッカケになります。

 

そのために、

  • 新聞や雑誌を読む
  • 本を読む
  • セミナーやイベントに参加する

などで、時代の変化に関する情報を、日々、集めておく必要があると考えます。


②課題を解決する方法として、「マッチング」を考えてみよう

課題を把握できたら、その解決策を考えます。

 

2つ上の引用文であれば、「東大新聞に就職説明会の広告を載せ、学生を採用したい企業と企業に就職したい学生を出会わせる。」という部分です。

 

解決策は一つではないと思いますが、本記事としては、「人と人をマッチングさせること」が解決策になるかもしれないので、1つの方法として覚えておくと良いと思います。

 

「人と人」だけでなく、「人と企業」「企業と企業」でも考えられます。

 

マッチングサービスはリクルートのリクナビ以外にも、出会い系サイトや検索サイトなどもあります。

  • 検索サイト:「情報が欲しい人」と「情報を提供したい人」をマッチング
  • 楽天やAmazon:「商品が欲しい人」と「商品を売りたい人」をマッチング

 

このように、「人と人をマッチングさせる」という考え方で事業を考えてみるのはいかがでしょうか。

 


 

2)個人事業主の戦略

私は「個人事業主が、大企業/中小企業に負けず、生き続けるための戦略」を絶えず考えています。

 

そのため、記事で取り上げた内容について、「大企業/中小企業がどういう戦略を取っていくか」を予想し、それに対して、「個人事業主がどういう戦略を取るべきか」を考えたいと思います。

 

2-1)大企業/中小企業における活用

【大企業】 マッチングの事業を考えるだろう
【中小企業】 マッチングの事業を考えるだろう
【個人事業主】 マッチングの事業を考えるだろう

 

本記事の趣旨である、「人と人をマッチングする事業を考えてみよう」に関しては、大企業/中小企業に関わらず、みなが実施できる考え方だと思います。


大企業/中小企業における弱点

大企業/中小企業における弱点を考えてみましたが、今回については思いつきませんでした。

 

2-2)【結論】個人事業主も人と人をマッチングする事業を考えてみよう

「個人事業主よりも労力や資金がある大企業/中小企業の方が、マッチング事業を考えるのに有利だ」ということはないと思います。

 

時代の変化から課題をとらえ、その解決策を作り上げるのは、早い者勝ちです。

 

そのため、私たち個人事業主も、マッチング事業を作り上げるチャンスはあります。

 

リクルートの創業者である江副えぞえ氏も、大企業/中小企業に所属して作ったわけではなく、小さな会社を創業して作り上げました。

 

私たち個人事業主も、諦めずに、臆することなく、マッチング事業を考えてみるべきでしょう。

 

3)終わりに

私も、就職活動のときに、リクナビを利用しました。

そのため、学生と企業をマッチングさせるサービスは、今となっては当たり前のサービスだと思っています。

 

ただ、当時は画期的でした。

誰もやっておらず、さらに、学生と企業は困っていました。

 

現代はリクナビがあるので、同じようなマッチングサービスは必要ないでしょう。

ただ、時代は変化していくため、新しい課題が生まれるはずです。

 

その課題を見つけた時には、「人と人をマッチングすることで解決できないか?」と考えてみると良い事業が生まれるかもしれません。

 

 

なお、本記事と同じような悩みの解決策を、別の本などで見つけた場合は、別の記事にまとめていく予定です。

本記事を読んで、「これだ!」と思えなかった場合は、別の記事も読んでみてください。

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