【❺リスニング長文編】TOEIC875点を取得したときに使用した教材一覧

私はTOEIC600点台のレベルからTOEIC875点を取得しました。

詳しくは、以下の記事にまとめております。

 

本記事では、私の勉強方法の中のリスニング長文対策について詳しく説明したいと思います。

また、合わせて、使用した教材についても紹介します。

目次

1. リスニング長文対策/リスニングPart3、4

リスニング長文対策で実施したことを要約すると、以下です。

  • TOEIC用のリスニング長文対策教材を3冊使用した
  • 1冊あたり1周した
    • 本当は2周以上したかったが、時間がなくできなかった
  • 正解した設問で、理解して正解した場合は❌印をつけて、以降は勉強対象から外した
  • 間違えた問題は、日本語訳を読み意味を把握して、英文を最大10回聞いた
    • 10回以上だと集中力が途切れて別のことを考えるようになってしまうため10回を最大とした
  • リスニング長文(Part3と4)については、流れてくる英文をすべて聞き取るのではなく、英文全体の意味をつかみとることを目指した
    • 一言一句聞き漏らさないようにするのではなく、重要な単語を聞き取ろうとする
  • 設問の先読みを実施した

 

1-1. 勉強方法

リスニング長文(Part3、4)において、特に重要なことは、一言一句を聞き取るのではなく、英文全体の意味を、概要でいいので理解することだと思ってます。

 

英文を理解するとは?

日本語のラジオを1分間聞いたあとに、一言一句、間違えずに復唱できるでしょうか?

私はできません。

 

TOEICリスニング問題も、1分くらい聞くことになりますが、英文を一言一句覚えられる人は少ないと思います。

そもそも母国語の日本語でできないのに、英語でできるわけがないと思ってます。

 

英語のリスニングで重要なのは、意味を理解することだと思います。

 

例えば、日本語のラジオの場合、

  • 明日は晴れ
  • 次のラジオは来週にある

という概要は頭に残すことができます。

 

ただ、ラジオの中で、以下のどちらで言ったのかは忘れてしまう人もいると思います。

  • 明日は晴れになるでしょう
  • 明日は晴れと思われます

 

いや、上記のような簡単な日本語なら覚えておけると思いますが、1分くらいの長さになると難しいところもあるはずです。

 

上記を一言一句覚えていなくても、「明日は晴れ」というようなことを言った、ということは覚えておけます。

英語においてもこのレベルでよいのだと考えました。

 

aとかtheを聞き取る必要はなく、それよりも、大事な単語を聞き取って、全体としてどのようなことを言っているのかを理解するように努めました。

 

設問を先読みする

次に私が気をつけたことは設問と選択肢の先読みです。

リスニングPart3と4においては、問題文の音声が流れてくる前に、設問を先読みしました。

 

私の勉強法の流れでは、このリスニング対策の前に、読解でリーディング力を鍛えています。

そのため設問を高速で先読みできるようになっていました。

 

そういった意味でも、下記の勉強の流れはよかったと思ってます。

  1. 単語増強
  2. 文法
  3. 読解
  4. リスニング短文
  5. リスニング長文
  6. 模試

 

なぜ先読みをするのか?

先読みをするのは、リスニングをするための前提状況を頭の中で作り上げるためです。

 

私は、現実世界において、状況を伴わないリスニングは意味がないと思っています。

 

例えば、駅のプラットフォームで聞こえてくるアナウンスです。

  • 次の電車を待っている人
  • 乗りたかった電車がすでに行ってしまったか知りたい人
  • 電車ではなく、トイレに行った友人を待っているだけの人

このように色々な状況に置かれている人がいて、それぞれの状況によってアナウンスが重要かどうか決まります。

 

「駅で火事が発生した」というアナウンス内容であれば、すべての人がしっかりとアナウンスを聞くと思います。

 

ただ、「電車の到着」のアナウンスであれば、友人を待っているだけの人は重要ではないため聞きません。

乗りたかった電車がすでに行ってしまったか知りたい状況の人は、電車の到着時刻より、その電車が乗りたかった電車かどうかを集中して聞き取ろうとすると思います。

 

このように、日本語においても、アナウンスを聞くときは、自分の状況を照らし合わせて、その状況に応じた聞き方をするはずです。

 

状況がない人はいないです。

年齢、職業、性別だって、アナウンスを聞くために必要な状況です。

 

TOEICのリスニングにおいては、本当の自分の状況(年齢など)は必要ありません。

むしろその状況を作り上げて聞くと回答を間違えます。

状況をまったく空にする必要があります。

 

ただ、それでは、問題文の何を聞けばいいか分かりません

 

そのため、設問の先読みが重要になるわけです。

 

問題文が聞こえた後に、設問に答えるのが、TOEIC受験生の状況です。

設問を先読みして、問題文から何を聞き取ればいいかを事前把握しておくことは、当たり前の行為だと思ってます。

 

私は、先読みは、必須だと思います。

 

先読みで、雰囲気だけをつかみとる

設問と選択肢の先読みでは、問題文の状況をより詳しく把握することができる場合があります。

 

  • 病院での会話っぽい
  • 空港での会話っぽい

 

「この会話はどこで行われているか?」という設問があるため、必ずしも上記を把握できるわけではありませんが、「おそらく病院だろうなぁ」という雰囲気をつかめることが多いです。

この雰囲気だけでも、問題文を聞き取るときに有利になります。

 

何もない状況よりも、「病院にいる」という状況で聞いた方が、内容を把握しやすいからです。

 

ただし、あくまでも雰囲気でつかめるだけであり、思い込まないように注意する必要もあります。

このようなことは、TOEIC本試験ではなく、TOEICの勉強中に、たくさんの教材でたくさんの問題を解くことで訓練していくとよいと思ってます。

 

具体的な回答の流れ

私はPart3と4について、以下のような流れで回答をしました。

  • Part2が終わったらすぐに、Part3の1題目の設問すべてと選択肢を読む
  • Part3の問題文が聞こえてきたら、設問1の答えを探しながらリスニング
    • 答えを見つけたら、問題用紙の選択肢を、指かペンで押さえる
  • 設問2の答えを探しながらリスニング
    • 答えを見つけたら、問題用紙の選択肢を、指かペンで押さえる
  • 設問3の答えを探しながらリスニング
  • 設問3の答えを見つける、または、問題文の放送が終わったら、マークシートを塗る
  • 1題目の設問の放送中に、マークシートを塗り終わり、すぐに、2題目の設問と選択肢を読む

 

上記を繰り返しました。

 

マークシートは問題文の会話後に塗った

設問の答えがわかった段階でマークシートを塗ることも悪くないですが、問題文のリスニングは止まっていませんので、内容を聞き逃してしまいます。

 

私は何回か試したのですが、都度、マークするのは非効率だと分かりました。

 

そのため私は、指かペンで押さえておき、問題文の会話が終わったら、一気に塗るようにしています。

 

問題用紙には書き込みができませんから、これが一番やりやすいと思っています。

 

先読みをしないのが理想

本当は、先読みをせずに、問題文が読まれてから、その次に設問が読まれて、選択肢から回答を選ぶ、という流れで回答できることが理想です。

ただ、TOEIC875点の私はできていません。

 

どうしても、1分程度の英文の概要を頭の中で覚えておく、ということができませんでした。

私はリスニングが苦手であり、TOEIC875点の今でも、リスニング力はまだまだひよっこだと思います。

 

ただ、TOEIC875点を取得することができました。

今後、TOEIC900点を取るためには、問題文を聞いて概要を頭に残す必要があると思っています。

 

本記事では、TOEIC800点を超えるために、先読みという方法が私はよかったという一例を示していますが、英語力の理想像がある人は、その理想像にしたがって勉強する方が良いかと思います。

 

間違えた設問の問題文を最大10回聞いた

リスニングPart3と4については、間違えた設問の問題文を最大10回聞きました。

  • 問題を解く
  • 答え合わせをする
  • 英文と日本語訳と解説を読む
  • 問題文を10回聞く
    • 英文を見ながらリスニング
    • 英文から目を離してリスニング

 

10回以上聞くと集中力が切れて、別の考え事をしてしまうので10回にしました。

 

なお、設問と選択肢はリスニングしませんでした。

TOEIC本試験では、問題用紙に記載されており読むことができますし、リスニングする必要はありません。

 

設問と選択肢を聞けるようになることよりも、問題文を聞けるようになることの方が重要です。

勉強時間が無限にあるわけではないので、なるべくTOEICスコアが上がるような勉強だけを実施するように心がけました。

 

1-2. 使用教材

リスニング長文対策で使用した教材は4冊です。

12日間(2018年12月15日~23日、1月3日~4日、1月7日)で、約42時間勉強しました。

 

【1冊目】TOEIC(R) L&Rテスト 究極ゼミ Part3&4


  • 勉強時間
    • 1周目: 21時間31分

 

「究極のゼミ」シリーズは、問題数も多く、解説も丁寧です。

ゼミを受けているように、話し言葉風に解説を読みたい人はオススメです。

 

【2冊目】TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル


  • 勉強時間
    • 1周目: 9時間24分
    • 模試の時: 3時間32分

 

「特急」シリーズは、たくさんの問題を解くために使用しました。

 

【3冊目】TOEIC L&R TEST パート3・4 特急Ⅱ


  • 勉強時間
    • 1周目: 7時間34分

 

「特急」シリーズの2冊目です。

 

3.終わりに

リスニングPart3と4が解けるようになったため、TOEIC800点台になったと思っています。

 

それだけ、自分のリスニング力の向上を実感しています。

 

まだまだ、洋画やYouTubeの動画を英語で聞き取ることはできていません。

ただ、TOEICという限られた範囲であれば、設問の答えを探すことくらいはできるようになりました。

それだけでも私は満足です。

 

今後は、1分程度の英文を聞いて、その後、概要をスピーキングできるようになりたいです。

そのくらいの英語力を理想としたいです。

そのためには、聞いた英語を簡単な概要に置き換えるスキルや、その概要を頭に残しておくスキル、概要を言葉にして話すスキルが必要です。

これらすべてを英語のままできれば、完璧ですね。

 

次の目標とします。

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