【筋トレ】私がプリズナートレーニングをやめる理由

記事まとめ

  • 3年以上実施してきたプリズナートレーニングをやめる理由をまとめた
    • 難易度の高い種目が合格できず停滞が続いた
      • 飽きてしまったのか、意欲を持って取り組まなくなった
    • 理想的な体つきになっていない
      • 腹筋種目はステップ10まで進んでいるが、腹筋はバキバキに割れているわけではない
    • プリズナートレーニングに対する信用を失っていった
      • 本当に、片腕逆立ち腕立て伏せ(ハンドスタンド・プッシュアップのステップ10)を実施できる人はいるのか?
      • これまでに、プリズナートレーニングをステップ1から実施して、ステップ10まで達している人はいるのか?(成功例があるのか?)
    • 新しい目標ができた
      • プリズナートレーニングを始めた当初は、「ステップ10まで進むこと」「細マッチョになること」のような目標だった
      • 新しい目標
        • 握力でりんごを割りたい
        • 腹筋をバキバキにしたい
        • 服を着ていても分かる筋肉質な体つきにしたい
          • 血管が浮いた前腕
          • 盛り上がった首周りと肩
          • 盛り上がった大胸筋

 

プリズナートレーニングというトレーニングをご存知でしょうか?

プリズナーとは囚人という意味ですが、「囚人が監獄の中で、他人に襲われないよう、バーベルやダンベルを使わずに行うような筋トレ」のことです。

自分の体重を負荷として行う筋トレである、自重筋トレの一種となります。

 

2021年現在、以下のとおり、3冊の本が出ています。





私は健康と筋力アップのため、プリズナートレーニングを3年以上続けてきました。

  • 期間: 2017年8月~2020年12月

なお、プリズナートレーニング「だけ」を実施するのは、2020年12月にやめることにしました。

 

本記事では、私がプリズナートレーニングをやめた理由をお話ししたいと思います。

 

目次

1. プリズナートレーニングをやめた理由

私がプリズナートレーニングをやめることを決意した理由は、4つあります。

  1. 難易度の高い種目が合格できず停滞が続いた
  2. 理想的な体つきになっていない
  3. プリズナートレーニングに対する信用を失っていった
  4. 新しい目標ができた

 

1-1. 難易度の高い種目に停滞

私は、2017年8月からプリズナートレーニングを開始しましたが、2020年末時点で以下のような結果でした。

  • プッシュアップ(腕立て伏せ): ステップ7まで合格
  • スクワット: ステップ9まで合格
  • プルアップ(懸垂): ステップ6まで合格
  • レッグレイズ(腹筋): ステップ9まで合格
  • ブリッジ: ステップ3まで合格
  • ハンドスタンド・プッシュアップ: ステップ2まで合格

 

詳しくは以下の記事をご確認ください。

 

初めのうちは停滞も楽しんでいた

私は、スクワットのステップ7については、合格まで72週間もかかりました。

また、プルアップのステップ2は、67週間です。

つまり、1年以上、同じトレーニングをし続けたということになります。

 

これらは、プリズナートレーニングを実施した3年の中で前半のころです。

その頃は、
「ステップ10までいけば、体が細マッチョになり、どんな敵(?)にも勝てるような筋肉がつく」
と信じていました。

そのため、停滞も、工夫して楽しみながら乗り越えていく気持ちがありました。

 

スクワットのステップ7でいうと、股関節が硬いことが原因かもしれないと思い、ストレッチを実施することにしたり、週に1回の挑戦を2回にしたり、自分なりに工夫をしていました。

そして、その後、合格した時は、かなり嬉しかったです。

 

停滞の後の合格ほど嬉しいものはないです。

この嬉しさが、次の停滞を乗り越えるためのエサにもなるわけです。

 

3年間の後半では筋トレが運動になっていった

ただ、難易度が高くなるにつれて、6種目すべてが停滞するようになっていきました。

上記のころは、スクワットが停滞していても、他の種目が合格していったため、それなりに嬉しさがあり、筋トレを続けるモチベーションを保ててました。

 

2019年の後半になると、6種目のほとんどが停滞してしまい、いつも同じような種目となり、新しさもなくなっていきます。

 

そして、特に工夫をするようなこともせず、筋トレというより、運動になっていきました。

目標を達成させようという気持ちで筋トレするのではなく、習慣的に体を動かしているような状態です。

 

これはこれで悪くないですが、筋力アップという点ではよくないでしょう。

 

この頃になると、これから説明するような他の要因と重なって、プリズナートレーニングに飽きてしまっていたのだと思っています。

 

1-2. 理想的な体つきになっていない

私の理想的な体つきは以下のようなものです。

  • Tシャツを着ていても筋肉質がわかるような盛り上がった筋肉
  • 俳優のジェイソンステイサムさんのような背中
  • 俳優の西島秀俊さんのような大胸筋
  • 6つに割れて少しだけ盛り上がった腹筋

 

2020年末時点の私は、上記のような体つきになっていませんでした。

 

特に、レッグレイズはステップ10をずっとやり続けていたので、バキバキの腹筋になっているとよかったのですが、そのような腹筋にはなっていません。

ただ、腹筋を触ると、明らかに6つに割れていることが分かるような硬さになっています。

レッグレイズをやり続ければバキバキの腹筋ができると思ったのですが、「そうでもないのだなぁ」と感じてしまいました。

 

当然、食事に気をつけたり、肌の色を濃くしたり、腹筋を割るための工夫をしていないのも原因です。

 

ただ、腹筋だけでなく、大胸筋も理想とはほど遠いです。

触るとめちゃくちゃ硬いですし、横から見たら盛り上がっているのが分かります。

でも、左右の大胸筋がくっきり分かれて見えるような見栄えにはなっていません。

 

ステップ10を合格していない状態で求めるようなものではないと思いますが、ステップ10ができない人でも、上記のような理想的な体の人はたくさんいます。

どのような目的の体を作るのかということで、別にプリズナートレーニングでなくてもよいのだなと思うようになっていきました。

 

1-3. プリズナートレーニングに対する信用を失っていった

プリズナートレーニングの本は、日本では2017年7月に発売されましたが、原著は2012年に発売されています。



2012年から10年近く経っているのに、私はまだ片腕逆立ち腕立て伏せ(ハンドスタンド・プッシュアップのステップ10)を見たことがありません。

2021年現在、YouTubeがこれだけ流行っているわけなので、動画を上げている人がいてもおかしくないと思うのですが、私は見つけられていません。

 

著者はできるようですが、そもそも著者はどのような人物か、姿を見ることもできません。

メディアなどに姿を現していないからです。

 

プリズナートレーニングをやり続けた成功例が見たい

著者が高齢化により、すでにステップ10をできなくなっている可能性も当然あるので、それは別に良いのですが、2012年に原著が発売されて、その日からずっとプリズナートレーニングを実施している人がいてもおかしくないと思います。

そういう人が、およそ10年目の今頃に、
「ハンドスタンド・プッシュアップのステップ10に合格したよ!」
という動画を上げてもよいとは思うのですが、見たことないです。

 

つまり、本書の成功例がないということです。

「私が成功例になってやる」という気持ちでやってきたわけですが、私はできませんでした。

 

プリズナートレーニングを基本的なトレーニングメニューとして、それ以外に、バーベルやダンベルをやっていてもいいので、ステップ10まで成功した人がいれば、信用できるのですが、今は、信用を失っています。

 

信じられなくなると、このトレーニングをやり続けるモチベーションが下がってしまいました。

 

これはプリズナートレーニング当初は考えていませんでしたが、3年間実施してきて、トレーニングに停滞したことも原因だと思います。

いろいろな状況が重なり、このような考えに至ってしまいました。

 

1-4. 新しい目標ができた

「1-2」で紹介した目標はちょっとあいまいな目標でした。

どちらかというと、ステップ10を合格することを目標にしていたので、それ以外の目標はあいまいでした。

 

ただ、2021年になって、新しい目標が生まれました。

  • 握力でりんごを割りたい
  • やっぱり腹筋を割りたい
  • Tシャツを着ていても、筋肉がついていると分かる体つきにしたい

 

握力

私は握力に興味が出てきています。

カッコいい前腕にも憧れますが、りんごを割ることにも憧れています。

 

普通に生活していてケンカをすることはありませんが、ケンカで一番役に立つのは握力ではないかとも思っています。

80kgの握力があれば、手首を握るだけで、相当のダメージを与えることにありますからね。

 

プリズナートレーニングの本当の目的である、囚人が監獄で敵にやられないようにするためには、握力を鍛えるべきだと思っています。

 

プリズナートレーニングの本の2巻には握力のトレーニングとして、「指先プッシュアップ」「ぶら下がり」「タオルぶら下がり」のようなトレーニングが紹介されています。

私はこのトレーニングを取り入れていたのですが、握力測定器の数値は上がりませんでした。

 

その後、CoC(No. 1.5)という握力を鍛える器具を使ったところ、明らかに握力が伸びました



器具を使うことをあまり推奨しないのがプリズナートレーニングですが、握力については器具を使ったほうが効率がよかったです。

こういったことも、プリズナートレーニングをやめた理由になります。

 

腹筋や大胸筋

腹筋については、ステップ10をずっとトレーニングし続けていたのですが、あまり回数も伸びず、腹筋もバキバキになりませんでした。

 

おそらく、腹筋がその動作に慣れて、あまり効かなくなったのではないかと思います。

最初は筋肉痛になっていたのですが、2020年後半はまったくでした。

 

その後、ハンギングワイパーという、水平バーにぶら下がって足をV字に上げて、左右に振るトレーニングを開始したら、筋肉痛になりました。

今はこのトレーニングばかりしています。

 

大胸筋についても、腕立て伏せよりも、ディップスのほうが胸に効きます。

筋肉痛になっています。

また、腕立て伏せよりも取り組みやすいのもよいです。

床に手を置くより、ディップスバーに手を伸ばす方が簡単にできます。

 

このように、プリズナートレーニングよりも、新しい方法の方が、自分の体が求めているように感じています。

おそらく、プリズナートレーニングに飽きてしまったのも原因だと思いますが、難易度が高い種目をそのままやり続けるモチベーションはもうありません。

 

2. 終わりに

プリズナートレーニングをやめた理由を書いたため、否定的な言葉が多くなってしまったと思います。

ただ私は恩恵も受けています。

以下の記事を読んでいただきたいです。

 

 

ただやはり、成功例がほしかったですね。

これは、ビジネス書でも一緒だと思います。

 

全ての人が同じ環境ではないため、著者の成功例だけでなく、たくさんの成功例がある方が、信じやすいです。

信じることができないと、筋トレはモチベーションが続かないでしょう。

 

プリズナートレーニングは、成功例がないのが厳しいですね。

著者がすべてのトレーニング例を見せてくれるのが一番良いのですが‥。

 

今後は、プリズナートレーニングのステップの合格は目指しません。

ただ、片足スクワットやストレートレッグレイズなどは、今後もやっていきたいと思えるトレーニングですので取り入れる予定です。

 

場合によっては、ダンベルやバーベルを使うこともあるかもしれませんが、とりあえず最初は自重筋トレのまま進めていきます。

おすすめの記事