私はTOEIC600点台のレベルからTOEIC875点を取得しました。
詳しくは、以下の記事にまとめております。
本記事では、私の勉強方法の中のリスニング短文対策について詳しく説明したいと思います。
また、合わせて、使用した教材についても紹介します。
目次
1. リスニング短文対策/リスニングPart1、2
リスニング短文対策で実施したことを要約すると、以下です。
- TOEIC用のリスニング短文対策教材を4冊使用した
- 1冊あたり1周した
- 本当は2周以上したかったが、時間がなくできなかった
- 正解した設問で、理解して正解した場合は❌印をつけて、以降は勉強対象から外した
- 間違えた問題は、日本語訳を読み意味を把握して、英文を最大10回聞いた
- 10回以上だと集中力が途切れて別のことを考えるようになってしまうため10回を最大とした
- リスニング短文(Part1と2)については、できるだけ流れてくる英文をすべて聞き取る気持ちで聞いた
- Part2については、特に最初の単語(Where/Whichなど)を聞き取ることに集中した
1-1. 勉強方法
リスニングにおける大事なことは、英語を頭から理解することだと思います。
- I live in Japan.
であれば、
- 私は住んでいる 日本に
というように、聞こえてくる語順で、意味を理解します。
リーディングとは違い、リスニングでは英文を後戻りすることはできませんからね。
私は読解対策(リーディングPart7対策)で、頭から英文を理解する訓練をしていますので、リスニングはやりやすくなっていました。
リスニングの前に、英文を時間を測って速く読む訓練をすることをオススメします。
そのときは必ず、頭から意味を理解する訓練をするとよいです。
最初の単語に集中する
リスニングにおいて、theとかanとかaをしっかり聞き取れなくても、英文の全体の意味がわかればコミュニケーションは可能だと思ってます。
TOEICの試験においても、「aかanだったか選べ」のような細かい聞き取り能力を調べる問題はありません。
英文の意味をつかめば点数がもらえます。
ただ、TOEICリスニングのPart2については、やはり「最初の単語」が重要です。
理想は、当然ながら、すべての英文を聞き取ることですが、少なくとも最初の単語だけを聞き取れば、正しい選択肢を選ぶことができることがあります。
逆にいうと、最初の単語が聞き取らないと、何を尋ねられたから分からず、選択肢を選べないことが多かったです。
そのため、最初の単語を聞き取ることを集中して訓練しました。
- Where
- When
など、どちらの単語で英文が始まったのかをしっかり聞き取れるように何度も聞きました。
私はたくさんの教材を使っていましたので、1つの教材だけでなく、他の教材でも何度も聞きました。
TOEIC試験は同じ人がすべての英文を話すわけではないので、いろいろな人の声でいろいろな英文を聞く方がよいかと思います。
間違えた設問や理解できなかった英文を最大10回聞いた
基本的には、間違えた設問について、英文と日本語訳を読んで、再度、英文から目を離して聞きました。
まだよく聞き取れた感じがしなかったら、もう一度聞きます。
- Whereについて、Whereっぽく聞こえた
- Whenについて、Whenっぽく聞こえた
上記のような感じです。
Whereってこんな音声で発音するんだなぁと理解することでもよいです。
最大でも10回繰り返して聞きましたが、それ以上は聞きませんでした。
リスニング短文対策以降の勉強で、また同じような英文が出てくるはずですし(私はたくさんの教材を使ったため)、10回聞いてだめなら、そのCDの発音が自分に合わないか、集中力が落ちているためだと思い、頭をリフレッシュさせるため次の問題へ移っていきました。
- 男性の声か女性の声か、で覚えやすさが違う人もいるはずです
音読はしなかった
私は音読をしませんでした。
TOEICのリスニング試験では求められていないためです。
本当はスピーキングの能力も上げていきたいため音読もしたほうがよかったかもしれません。
ただ、音読は疲れますし、時間もかかります。
スピーキングについてはTOEICが終わった後にやればよいと考え、ここでは音読はしませんでした。
発音については今までに勉強したことがある
リスニングのために、発音を勉強する方がよいと思っています。
私は、発音に関する本を大学生のときに何冊か読んでおり、無声音と有声音などの声の出し方を本で学んでいます。
その頃は、大学教授などに発音を褒められていました。
ただし、RとLの違いを聞き取るのは難しいですし、自分で発音するのも難しいです。
母音も苦手です。
それでも、日本語と英語で発音の仕方が違うというのは勉強になりますし、無声音と有声音の違いであれば、簡単に理解できます。
そのため、発音に関して今まで本で読んでいない方は、どれでもよいので読んでみることをオススメします。
以下に、私が読んだことがある発音本の一部を紹介しますが、すでに古い本になっています。
新しい本を使う方がよいでしょう。
上の本は、非常に分かりやすく発音を学べる本です。
私はDVDも購入しました。
発音を完璧にすることはできませんでしたが、何度も繰り返し練習したことを覚えています。
私の記憶だと、上の本はホームページで無料に公開されていたように思います。(もしかしたら違う著者かもしれません)
私はそのホームページの内容を読み込んで理解を深めました。本書はCDもついているようなのでもっと分かりやすく学べると思います。
上の本はCDがついていなかったように思います。
小説ようなスタイルで発音を学ぶ本だったように記憶しています。
その内容が分かりやすく、発音の仕方を理解するのに役立ちました。
1-2. 使用教材
リスニング短文対策で使用した教材は4冊です。
18日間(2018年12月2日~15日、12月23日~24日、12月25日、1月1日~2日、1月12日)で、約53時間勉強しました。
【1冊目】世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part1-4 リスニング)
- 勉強時間
- 1周目: 12時間21分
- 模試の時: 35分
「世界一わかりやすい」シリーズは、解説が丁寧ですので、最初に読んでおくとよいと思います。
本書は、Part1と2だけでなく、3と4も含まれています。
特にPart1と2だけを実施するのではなく、まとめて3と4も実施しました。
この後に大量のリスニング問題を解いていくための準備運動の気持ちで取り組みました。
【2冊目】TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ Part2&1
- 勉強時間
- 1周目: 15時間27分
- 模試の時: 37分
「究極のゼミ」シリーズは、問題数も多く、解説も丁寧です。
ゼミを受けているように、話し言葉風に解説を読みたい人はオススメです。
【3冊目】TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル
- 勉強時間
- 1周目: 11時間30分
- 模試の時: 37分
- 模試の時: 38分
「特急」シリーズは、たくさんの問題を解くために使用しました。
難化対策とありますが、難問を集めたわけではなく、取り組みやすい問題ばかりでした。
難問すぎて解けずに、精神をやられた‥ということはありませんでしたので、安心して使用できると思います。
【4冊目】TOEIC L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240
- 勉強時間
- 1周目: 11時間22分
- 模試の時: 42分
「特急」シリーズの2冊目です。
難問240というタイトルですが、解きにくい難問(ひっかけ問題)を集めた本という印象はありませんでした。
3.終わりに
TOEICリスニングPart1と2について、私はそれなりに正答率は高かったです。
むしろ、Part3と4は適当にマークして、なんとなく正解して、リスニング300点になっていたはずです。
Part3と4は自信を持って答えた問題はほぼなかったからです。
ただ、Part2については、自信がなく答えていた問題が多かった印象です。
今回、TOEIC875点を取得した時の本試験は全く違いました。
Part1も2も、ほぼすべての問題を自信を持って答えることができました。
「もしかして満点じゃないのか?」
と思えるほど、自信を持って答えることができました。
TOEIC600点台のときとは、全く異なります。
私はその結果TOEIC875点でしたが、自信を持っていたので、納得の得点でした。
点数が上がっただけでなく、明らかにリスニング力が上昇したことを実感したということです。
そのためには、たくさんの英文を聞くことと、1つ1つの英文も何度も聞くことです。
そして、聞こえたとおりに聞くことです。
- 絶対にWhereと言っていない、Whenと言っているように聞こえる
と思ったとしても、英文でWhereと書いているならWhereです。
Whenと聞こえたとするなら、そう聞こえている自分を疑う方がよいです。
私はそうしました。
WhereがWhenのように聞こえるのなら、その聞こえたとおりがWhereなのだと頭に刻み込みます。
それが正しい発音なのです。
自分が間違っているのです。
このようにして、とにかく聞こえてくる発音が正しいのだということで、そのとおりに覚えていきました。
これがリスニング力アップのコツだと思っています。