記事まとめ
- オリンパスのレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」について、車載動画における手ぶれ補正の実力について確かめた
- レンズ情報
- マイクロフォーサーズレンズ
- 高倍率ズームレンズ: 12-100mm
- 24-200mm相当: 35mm判換算
- レンズ情報
- 手ぶれ補正をオンにすることで、小刻みに揺れるブレを抑えられることが確認できた
私はシネマティック(映画風)な動画を撮ることを目標としています。
日本の道路におけるドライブや観光地について、シネマティックに伝えていきたいと考えています。
そこで選んだカメラが、ブラックマジックデザイン社のシネマカメラであるBMPCC4K(Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K)です。
BMPCC4Kは、他の一眼レフカメラと比べ、シネマティックな映像を撮りやすいと思っています。
ただ一点だけ、残念な点があります。
それは、「カメラ本体に手ぶれ補正機能がない」ことです。
三脚やスタビライザーを使って撮影する場合は問題ないですが、手持ちだと手振れがひどく、編集で手ぶれ補正をしない厳しいです。
手で持って撮影すると、どうしても手ぶれを抑えることができないです。
呼吸もしていますからね。
ドライブ動画も一緒で、車は常に振動がありますので、手ぶれが発生してしまいます。
そこで選んだのが、レンズ側に手ぶれ補正がついている、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」でした。
今回の記事では、動画を使って、手ぶれ補正の実力をまとめたいと思います。
目次
1. オリンパスレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の手ぶれ補正
手ぶれ補正の確認は、焦点距離が35mmと12mmの2つの設定で確認を行いました。
確認は、ドライブ動画における確認となります。
車へのカメラ設置方法については、以下の記事をご確認ください。
焦点距離が35mmの場合
まずは焦点距離が35mmの場合です。
基本的に、焦点距離が長くなるほど(望遠になるほど)、手ブレの影響が大きくなっていくようです。
レンズ手ぶれ補正オフ
レンズ手ぶれ補正をオフにしたときの映像が以下となります。
動画のとおり、小刻みに揺れる、小さなガタガタとしたブレが続いています。
車の振動がそのまま映像に表れているようです。
レンズ手ぶれ補正オン
レンズ手ぶれ補正をオンにしたときの映像が以下となります。
動画のとおり、小さなガタガタとしたブレが少なくなりました。
手ぶれ補正をオフにしたときよりも、なめらかで見やすい映像になったかと思います。
上下の大きなブレは残っていますが、非常になめらかになっています。
私としては圧倒的に見やすくなったと思っています。
焦点距離が12mmの場合
続いて、焦点距離が12mmの場合です。
焦点距離が短くなるほど(広角になるほど)、手ブレの影響は小さくなっていくようです。
レンズ手ぶれ補正オフ
レンズ手ぶれ補正をオフにしたときの映像が以下となります。
焦点距離が35mmの時と比べると、ブレの影響は小さくなっていますが、それでも小刻みに揺れる、小さなガタガタとしたブレが続いています。
ドライブにおいては、道路の状況により、ガタガタとブレが発生するのが普通です。
そのため、上記の動画のブレ程度であれば、許容できる人もいるかもしれません。
多少のブレがある方が、臨場感が出ますからね。
つまり、運転している状況をより表すことができると思ってます。
レンズ手ぶれ補正オン
レンズ手ぶれ補正をオンにしたときの映像が以下となります。
動画のとおり、小さなガタガタとしたブレが少なくなりました。
手ぶれ補正をオフにしたときよりも、なめらかで見やすい映像になったかと思います。
私としては、できれば小さなブレも抑えたいため、12mmの場合でも、手ぶれ補正オンの映像のほうが好きですね。
2. 終わりに
私はこのレンズを買った時から、常に手ぶれ補正をオンにして利用してきました。
今回、改めて、手ぶれ補正オフにして実験した理由があります。
それは、「明るい単焦点レンズがほしい」と思っているからです。
夜のドライブ動画をカッコよく撮影したいため、もっと明るい単焦点レンズがほしいのです。
私が買おうと考えたレンズは、手ぶれ補正が付いていませんでした。
そのため、手ぶれ補正がない場合は、どの程度、ドライブ動画が撮影できるのかを確認したかったわけです。
結論としては、ドライブ動画においては、レンズ手ぶれ補正が必要だと思っています。
そのため、今後、夜のドライブ動画を撮影するために、レンズ手ぶれ補正付きのレンズを探さないといけなくなりました。
良いレンズあるかな〜?