記事まとめ
- GoPro HERO6においてバッテリーの違いにより高温シャットダウンとSDカードエラーが多発
- 不具合が発生したバッテリーは製造年月日が古かった
- 中古のバッテリーを買う場合は製造年月日を確認しよう！
GoProに限らず、スマートフォンや一眼レフカメラでも、長時間撮影をしていると、高温による撮影停止（強制終了）が発生することがあります。
いわゆる熱暴走です。
他にも、SDカードエラーが発生し、撮影がストップすることもあると思います。
今まで僕は、これらの不具合は、撮影環境のせいだと思っていました。
撮影場所が日向で、カメラが太陽の光を直接受けていたり、気温が高い日の撮影だとカメラ本体の温度上昇は避けられないからです。
ただ今回、自宅（室内）の比較的良好な環境で、連続撮影時間の実験をしていたのですが、新たな事実がわかりました。
それは、バッテリーが原因の可能性もあるということです。
僕はGoPro HERO6用のバッテリーを3個持っているのですが、明らかに1つのバッテリーが、おかしな動作を引き起こしていることが判明しました。
今回は、僕の実験結果を公開したいと思います。
目次
1. 連続撮影時間の実験結果
GoPro HERO6の連続撮影時間の実験を行なった結果をまとめます。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
自宅（室内）で実験した時の、連続撮影時間は下表のとおりです。
SDカードは同一のものを使用、バッテリー以外の交換は行なっていません。
| ビデオ設定 |
バッテリー | |||
| A | B | C | ||
| 4K/60fps | 1回目 | 19分 | 57分 | 1時間4分 |
| 2回目 | 29分 | 1時間8分 | 1時間3分 | |
| 4K/24fps | 1回目 | 1時間13分 | 1時間29分 | 1時間32分 |
| 2回目 | 32分 | 1時間28分 | 1時間32分 | |
| 1080p/240fps | 1回目 | 16分 | 28分 | 32分 |
| 2回目 | 14分 | 41分 | 44分 | |
| 1080p/120fps | 1回目 | 1時間5分 | 1時間34分 | 1時間17分 |
| 2回目 | 29分 | 1時間32分 | 1時間34分 | |
| 1080p/24fps | 1回目 | 1時間50分 | 1時間53分 | 1時間52分 |
| 2回目 | 1時間49分 | 1時間55分 | 1時間53分 | |
1-1. バッテリーAは連続撮影時間が短い
実験結果より、明らかにバッテリーAの連続撮影時間が他のバッテリーに比べ短いことがわかると思います。
撮影が途中で止まったのですが、「高温シャットダウン」または「SDカードエラー」の表示が出ておりました。
なお、「SDカードエラー」のときは、GoProの電源をオンにすると、「ファイルを修復中」という表示が出て「ファイルを修復しました」と表示されます。
ちなみに、ビデオ設定モードが「4K/60fps」や「1080p/240fps」の場合は、バッテリーBやCも「高温シャットダウン」が発生しておりました。
「4K/60fps」や「1080p/240fps」は、GoProにとって負荷が高いのだと思います。
1-2. バッテリーAは他のバッテリーに比べ製造年月日が古い
バッテリーAとBとCの違いは下表のとおりです。
| 製造年月日 | 容量 | |
| バッテリーA | 2016-10-07 | 1220mAh |
| バッテリーB | 2016-12-08 | 1220mAh |
| バッテリーC | 2017-09-22 | 1220mAh |
どのバッテリーもGoPro純正バッテリーですが、違いは製造年月日です。
バッテリーAは、製造年月日が1番古いです。
GoPro HERO6の発売は、2017年9月でしたので、おそらくバッテリーCは、GoPro HERO6に付属していたものだと思われます。
バッテリーAとBは、以前所有していたGoPro HERO5に付属していたバッテリーか、新たに個別購入したバッテリーだと思われます。
1-3. 結論：バッテリーが古いと不具合が起きる可能性がある
以上の結果より、製造年月日が古いバッテリー（バッテリーA）が何らかの不具合が発生していると判断しました。
僕はこのバッテリーAをもう使用しません。
定かではないのですが、製造年月日が古いバッテリーは、新しいGoProと相性が良くなかったり、バッテリーの温度上昇が激しかったり、何かしら不具合が発生するのかもしれませんね。
もし中古品のバッテリーを購入検討している方がいらっしゃいましたら、その中古品の製造年月日を確認し、できるだけ新しいバッテリーを購入した方が良いと思います。
2. 終わりに
まとめ
- 古いバッテリーを使うのは避けよう
- 複数のバッテリーを持っているなら、自宅で実験しておこう
今までの僕は、バッテリーAが他のバッテリーと異なる動作をすることを把握しておらず、GoProに挿入したバッテリーに気を払っていませんでした。
製造年月日など確認せずに、適当にバッテリーを使っていたということです。
そして、「高温シャットダウン」や「SDカードエラー」により、撮影がストップしても、撮影環境のせい（高気温や直射日光）だと思い、諦めてました。
ただ、今回の実験により、バッテリーの違いにより、「高温シャットダウン」や「SDカードエラー」が発生することがわかりました。
今後もバッテリーAを挿入して撮影を続けていたら、撮りたい映像を取れなかった可能性もあります。
事前に把握できてよかったと思ってます。
もしあなたも複数のバッテリーを持っているのであれば、不具合が発生しないかどうか確かめておくと良いかと思います。
そうすれば、撮影先にて、安心して撮影に臨めますからね。
⬇️GoPro HERO 6
