GoPro HERO8の連続撮影時間(ソフトウェアバージョン01.00)

記事まとめ

  • GoPro HERO8のソフトウェアバージョン「01.00」において、連続撮影時間を測定した
  • 4K/60fps:40分
  • 4K/24fps:1時間24分
  • 1080p/240fps:22分
  • 1080p/120fps:22分
  • 1080p/24fps:1時間45分

 

2019年10月にGoPro HERO8 Blackが発売されました。

僕はGoPro HERO6 Blackを持っておりますが、GoPro HERO7 Blackは持っておりません。

そして、 HERO7を購入せず、HERO8を購入しました。

 

これからGoPro HERO8を使って、世界に向けて日本を紹介する動画を作っていきたいと思ってます。

 

その前に、まずはGoPro HERO8の実力を試していく予定です。

今回は、連続撮影時間/録画時間(何時間撮影できるのか?)を確認しました。

ちなみに、GoPro HERO6の連続撮影時間は以下の記事を参照ください。

 

目次

1. 撮影環境および撮影方法

  • 1-1. 撮影場所:自宅(室内)
  • 1-2. バッテリー:GoPro HERO8 純正バッテリー
  • 1-3. GoPro設定内容(環境設定):WiFi/GPSオン 他
  • 1-4. GoPro設定内容(ビデオモード設定):4K/60, 4K/24, 1080p/240, 1080p/120, 1080p/24

1-1. 撮影場所

撮影は自宅(室内)で実施しました。

比較的、良好な環境とするため日向ではなく日陰に設置しましたが、冷房や扇風機の風をGoProにあてたりはしておりません。

 

ちなみに、撮影は2019年10月であり、室内気温は20℃前後でした。

室内で冷房をつけなくても快適に過ごせる環境でした。

1-2. バッテリー

バッテリーはGoPro HERO8の純正バッテリーで実験を行いました。

 

ちなみにGoPro HERO8に付属する純正バッテリーは、GoPro HERO7までで付属してきたバッテリーと異なります。

今までのバッテリーでもGoPro HERO8を起動させることができるようですが、制約などがないか今後実験したいと考えてます。

1-3. GoPro設定内容(環境設定)

GoPro HERO8の主な設定内容は下表のとおりです。

設定項目 設定
電子音 消失
LED オフ
自動オフ なし
スクリーンセーバー なし
自動ロック オフ
GPS オン
WiFi オン
ハイパースムーズ オン

 

GPSとWiFiの設定をオフにすると、バッテリーの減り具合がゆるやかになる(連続撮影時間が延びる)かもしれません。

ただ、僕のGoProの使い方としては両方オンの方が都合がよいのでオンにしました。

GPSについては、動画編集時に、「どこで撮影したのか?」を後から把握できると便利だと思ってます。

WiFiについては、ドライブ撮影のために車内に設置した際、スマートフォンからGoProに無線接続して、ドライブ風景の画角などを確認するのに便利だと思ってます。

 

また、GoPro HERO6にはなかった「ハイパースムーズ」機能はオンにしました。

手振れを高性能で補正してくれるようなので、今後の撮影において基本的にオンにすることになると思ってます。

1-4. GoPro設定内容(ビデオモード設定)

GoPro HERO8のビデオモードにおける設定内容は下表のとおりです。

この中から、「①4K/60、 ②4K/24、③1080p/240、④1080p/120、⑤1080p/24」の5つを実験しました。

ビデオ解像度 FPS 視野角
4K 60 広角
30/24 広角/SuperView
4K 4:3 30/24 広角
2.7K 120 広角
60/30/24 狭角/リニア/広角/SuperView
2.7K 4:3 60 広角
30/24 狭角/リニア/広角
1440p 4:3 120 広角
60/30/24 狭角/リニア/広角
1080p 240 広角
120/60/30/24 狭角/リニア/広角/SuperView

 

「①4K/60、 ②4K/24、③1080p/240、④1080p/120、⑤1080p/24」の5つを選定した理由は以下のとおりです。

  • 1-4-1. シネマティックな動画を作りたい(24fpsおよびその倍数である240fps):②③
  • 1-4-2. 「魚眼無効モード」で撮影したい:④⑤
  • 1-4-3. 負荷が高そうな撮影モードで実験:①

 

1-4-1. シネマティックな動画(4K/24fps, 1080p/240fps)

今後、日本中を旅しながらGoProで撮影をするのですが、作り上げる動画はシネマティックな(映画のような)動画を考えてます。

「シネマティックな動画は24fpsだ」という情報がありますので、僕は24fpsで動画作成(動画編集)を行う予定です。

そのため、基本的には動画撮影も24fpsを考えてます。

 

ただし、実際どうするかはこれから色々試してから決める予定です。(スローモーションなどは高いfpsが好ましいようなので実験予定)

ちなみに動画編集は1080p/24fpsで実施する予定ですが、動画撮影は4Kでするか1080pでするか迷っています。

4Kで撮影しておけば、1080pで編集する際にズームしても画質が落ちにくいという情報もあったため、4Kで撮影しておくことを考えてます。

こちらも、今後試していく予定です。

1-4-2. GoProの「リニアモード」(1080p/120fps, 1080p/24fps)

GoProの1つのメリットは、幅広く撮影できる広角撮影だと思ってます。

ただ、僕が作り上げたいシネマティックな動画は、そこまで広角を求めておらず、GoProの広角モードは広角すぎる印象です。

いかにも「GoProで撮影した動画です!」と分かるような広角に感じています。

 

GoProはアクションカメラであり広角すぎることはまったく問題なく、デメリットだと思いません。

しかし、僕の使い方としては「リニアモード」がベストだと現時点では思ってます。

1-4-3. 負荷が1番高そうな設定(4K/60fps)

今回行うのは連続撮影時間の実験ですが、1番負荷が高い設定で時間を計っておけば、他の設定で実験をしなくてもそれが最小撮影時間だと思っておけばよいと考えてます。

それより負荷が低い設定であれば、連続撮影時間は伸びるはずだからです。

そのため1番負荷が高いであろう4K/60fpsで実験を行いました。

 

2. 連続撮影時間結果

各ビデオ設定時における、GoPro HERO8の連続撮影時間の結果は、下表のとおりです。

GoPro HERO8 (参考)GoPro HERO6
4K/60fps 1回目:40分
2回目:44分
57分〜1時間8分
4K/24fps 1回目:1時間24分 1時間28分〜1時間32分
1080p/240fps 1回目:22分 28分〜44分
1080p/120fps 1回目:22分
2回目(ハイパースムーズ:オフ):26分
1時間17分〜1時間34分
1080p/24fps 1回目:1時間45分 1時間52分〜1時間55分

 

GoPro HERO8とHERO6を比較すると、4K/24fpsと1080p/24fpsの連続撮影時間はほぼ同等です。

ただ、そのほかの設定では、撮影時間が短くなってしまいました。

2-1. 4K/60fpsの場合

4K/60fpsの場合、連続撮影時間は40分〜44分となりましたが、「カメラの温度が高すぎます」という表示が出て撮影ストップしました。

つまり、高温シャットダウンです。

バッテリー残量は36%〜40%でした。

 

GoPro HERO6のときも、高温シャットダウンで撮影がストップしました。

4K動画の60fpsは、まだまだ負荷が高すぎて、長時間撮影には向いていないようです。

2-2. 4K/24fpsの場合

4K/24fpsの場合、連続撮影時間は1時間24分となりました。

バッテリー残量は3%となっており、バッテリーがなくなるまで撮影ができたという結果となりました。

 

4K撮影でも、24fpsであれば、バッテリーが切れるまで長時間撮影が可能だということです。

2-3. 1080p/240fpsと120fpsの場合

1080p/240fpsと120fpsの場合、連続撮影時間は22分でした。

バッテリー残量は54%〜63%でしたので、高温シャットダウンによる撮影ストップです。

 

GoPro HERO6のときも、1080p/240fpsは高音シャットダウンで撮影ストップしましたが、1080p/120fpsでは長時間撮影が可能でした。

GoPro HERO8では、「ハイパースムーズ機能をオフ」にしても、26分の連続撮影時間となり、長時間撮影はできませんでした。

少し残念な結果となりました。

 

ただ、240fpsと120fpsは、スローモーション撮影のための設定です。

スロモーション撮影を30分以上長時間撮影することはないのではないでしょうか?

僕は必要ありません。

だから特に不満ではありませんね。

 

2-4. 1080p/24fpsの場合

1080p/24fpsの場合、連続撮影時間は1時間45分となりました。

バッテリー残量は3%となっており、バッテリーがなくなるまで撮影ができたという結果となりました。

 

3. 終わりに

まとめ

  • 4K/60fpsと1080p/240fpsと1080p/120fpsは、1時間以上の長時間撮影は厳しい
  • 4K/24fps設定における連続撮影時間:1時間24分
  • 1080p/24fps設定における連続撮影時間:1時間45分

 

GoPro HERO8を購入してノリノリで実験をしましたが、GoPro HERO6より格段に良くなったということはありませんでした。

長時間撮影においてはGoPro HERO6からGoPro HERO8では、特に大きな進化はありません。

 

ハイパースムーズ機能などは、GoPro HERO6にはありませんので、そういった機能を今後確かめていきたいと思います。


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