記事まとめ
- GoPro HERO6へモバイルバッテリーから給電しながら連続撮影時間を測定した
- 4K/60fps設定における連続撮影時間:36分(ただし、1回目はGoProが操作不要となる不具合発生)
- 4K/24fps設定における連続撮影時間:4時間5分
- 1080p/60fps設定における連続撮影時間:5時間26分
- 1080p/24fps設定における連続撮影時間:5時間37分
2020年4月22日訂正
・GoProの電源を落としている時は、モバイルバッテリーからGoPro本体に装着したバッテリーへ充電されます
・ただ、撮影時は、GoPro本体に装着したバッテリーへ充電はされず、GoPro本体に直接給電されます
・ちなみに、GoPro本体にバッテリーを装着していなくても、モバイルバッテリーを接続することで撮影できます
GoPro HERO6 Black(以下、GoPro HERO6)において、本体に挿入したバッテリーのみで撮影した場合、ビデオモード設定の違いによりますが、連続撮影時間は1時間〜1時間50分程度となります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
撮影環境によっては、2時間以上の長時間撮影がしたい時もあると思います。
例えば、夜から朝にかけての朝日の風景を撮りたい場合などです。
このような場合は、GoProを設置し、車やテントの中で眠り、後からGoProを回収しに行くということになると思いますが、バッテリーによる撮影時間が2時間だと短いでしょう。
GoPro HERO6は、モバイルバッテリーを接続して撮影が可能です。
そのため今回は、モバイルバッテリーで給電しながら、連続撮影時間を測定しました。
目次
1. 撮影環境および撮影方法
- 1-1. 撮影場所:自宅(室内)
- 1-2. モバイルバッテリー:EC Technologyメーカー製品
- 1-3. GoPro設定内容(ビデオモード設定):4K/60, 4K/24, 1080p/60, 1080p/24
1-1. 撮影場所
撮影は自宅(室内)で実施しました。
比較的、良好な環境とするため日向ではなく日陰に設置しましたが、冷房や扇風機の風をGoProにあてたりはしておりません。
ちなみに、撮影は2019年10月であり、室内気温は20℃前後でした。
室内で冷房をつけなくても快適に過ごせる環境でした。
1-2. モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、同じメーカー(EC Technology)で2種類持ってます。
Output : 5V/5.5A (AUTO)
Capacity : 22400mAh/82.8Wh
Input : 5V/4A (2A Max per port)
Output : 3ポート
Capacity : 3.7V/22400mAh/82.8Wh
Input : DC5V/4A (2A max)
モバイルバッテリーA(model : PB01)の方が新しいです。
上記の仕様となっており、5V/5.5A(AUTO)ポートが3つあり、このポートとGoPro HERO6を接続します。
モバイルバッテリーB(model : B30224)は古いタイプで、今は買えないと思います。
そのため、今回は、モバイルバッテリーAにより実験を行いました。
1-3. GoPro設定内容(ビデオモード設定)
GoPro HERO6のビデオモードにおける設定内容は下表のとおりです。
この中から、僕が1番使いそうな設定である「①4K/60、 ②4K/24、③1080p/60、④1080p/24」の4つを実験しました。
ビデオ解像度 | FPS |
4K | 60/30/24 |
4K 4:3 | 30/24 |
2.7K | 120/60/30/24 |
2.7K 4:3 | 60/30/24 |
1440p | 60/30/24 |
1080p | 240/120/60/30/24 |
720p | 60 |
2. モバイルバッテリー接続時の連続撮影時間結果
各ビデオ設定時における、GoPro HERO6のモバイルバッテリー接続時の連続撮影時間の結果は、下表のとおりです。
1番右の列は、128GBのマイクロSDカードを挿入した時に、GoPro本体に表示される最大撮影可能時間です。
ビデオモード設定 | 連続撮影時間 | (参考) 128GBの最大撮影可能時間 |
4K/60fps | 36分3秒 | 3時間14分 |
4K/24fps | 4時間5分 | 4時間1分 |
1080p/60fps | 5時間26分 | 5時間7分 |
1080p/24fps | 5時間37分 | 5時間17分 |
2-1. 「4K/60fps」は撮影不具合が発生し長時間撮影不可
4K/60fpsの場合、36分3秒で「SDカードエラー」が発生し、撮影がストップしました。
また、その撮影の前に、GoPro本体にモバイルバッテリーを接続した瞬間に、GoProがハングアップ(フリーズ)して操作ができなくなる不具合が発生しております。
さらに、実験のため、古いモバイルバッテリーB(model : B30224)の1AポートとGoProを接続して撮影してみたのですが、16秒撮影した後に、ハングアップして撮影がストップしました。
結論として、「4K/60fps」の場合は、長時間撮影はできませんでした。
ちなみに、ハングアップ(フリーズ)した場合は、バッテリーを抜いて再度挿入することで回復します。
2-2. 「4K/24fps」と「1080p/24fps」は問題なく長時間撮影可能
4K/24fpsと1080p/24fpsの場合、最大撮影可能時間まで問題なく長時間撮影ができました。
それぞれ、4時間5分と5時間37分。
マイクロSDカードの最大容量まで撮影され、「SDカード フル」という警告表示が出て撮影がストップしました。
ちなみに、GoPro本体のバッテリ残量は、95%となっておりました。
2-3. 「1080p/60fps」は表示不具合が発生したが長時間撮影可能
1080p/24fpsの場合も、マイクロSDカードの最大容量まで撮影可能(5時間26分)でした。
GoPro本体のバッテリ残量は、95%となっておりました。
ただ、GoPro本体で撮影されたファイルを確認すると「3H56(3時間56分)」の表示になっておりました。
その後、パソコンに撮影ファイルを取り込むと、5時間26分間撮影できておりましたので、GoPro本体で表示不具合が発生していたということになります。
3. 終わりに
まとめ
- 4K/60fps設定ではモバイルバッテリー接続による長時間撮影は不可
- 4K/24fps設定における連続撮影時間:4時間5分
- 1080p/60fps設定における連続撮影時間:5時間26分
- 1080p/24fps設定における連続撮影時間:5時間37分
モバイルバッテリーから給電しながらGoProで撮影を行うことで、4時間〜5時間30分の撮影が可能となりました。
マイクロSDカードが256GBや512GBであれば、さらに長時間の撮影が可能だと思いますが、GoPro HERO6は128GBが最大です。
もしGoPro HERO6で長時間撮影をしたい場合は、モバイルバッテリーの給電による撮影をご検討ください。
⬇️GoPro HERO 6