BMPCC4Kで使用している「RAVPowerバッテリーパック」のレビュー

記事まとめ

  • BMPCC4K(ブラックマジックデザイン社のシネマカメラ:Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K)で使用している、非純正バッテリーである、「RAVPowerバッテリーパック」をレビューした
  • バッテリー持ちは、純正バッテリーより5分ほど短かった
  • BMPCC4Kのモニターに表示されるバッテリー残量表示が、純正バッテリーと違い、%表示になるが、信用できる値ではない

 

BMPCC4Kを購入すると純正バッテリーが1個付属されています。

この純正バッテリーをフル充電した場合、連続撮影時間は50分程度となります。

 

50分が短いと感じる人は、予備のバッテリーを用意したいと考えると思います。

 

バッテリーは、BMPCC4Kの製造メーカーであるブラックマジックデザイン(Blackmagic Design)が製造した純正バッテリーと、その他のメーカーが製造した非純正バッテリーがあります。

 

バッテリーは、取り外しが可能な標準のLP-E6タイプのバッテリーですので、その規格に準拠しているバッテリーなら、他のメーカーのバッテリーでも使えます。

 

できれば純正バッテリーを使うべきですが、非純正バッテリーは純正バッテリーより安価なものも売られています。

その中の1つが、「RAVPower バッテリーパック」です。



私はこのバッテリーを6個持っています。

非純正バッテリーとなりますが、BMPCC4Kの撮影において不満を感じたことはありません。

ただ、一部、純正バッテリーとの違いがあります。

 

今回の記事では、純正バッテリーとの違いをまとめたいと思います。

目次

1. 連続撮影時間

    純正バッテリーと非純正バッテリーである「RAVPower バッテリーパック」の連続撮影時間の比較は、以下の記事にまとめております。

    上記の記事から一部を抜き出してまとめたのが下表となります。
    • 4K DCI/24fps
    • Blackmagic RAWコーデック
    • 非純正バッテリーは6個のうち2個だけ測定
    固定ビットレート 純正バッテリー 非純正バッテリー
    A B
    12:1 50分 44分 46分
    8:1 50分 44分 47分
    5:1 51分 45分 47分
    3:1 50分 44分 46分

     

    上表のとおり、非純正バッテリー「RAVPower バッテリーパック」は、純正バッテリーより5分ほど連続撮影時間が短くなっています

     

    2. カメラモニター表示

    バッテリーをBMPCC4Kに装着すると、LCDタッチスクリーン(カメラ本体のモニター)でバッテリー残量を確認できます。

     

    このバッテリー残量表示が、純正バッテリーと非純正バッテリー「RAVPower バッテリーパック」では違いました。

     

    2-1. 純正バッテリーの場合

    純正バッテリー(BMPCC4K付属バッテリー)の場合は、以下の写真のとおり表示されます。

    なお、LCDタッチスクリーンのバッテリー部分(右上)をタッチすると表示が切り替わるため、2つ示します。

     

     

     

    上記写真はバッテリーがフル充電されている状態で、バッテリーが減ってくると、白いバッテリーバーの白い部分が減ります。

     

    2-2. 非純正バッテリー「RAVPower バッテリーパック」の場合

    非純正バッテリー(RAVPower バッテリーパック)の場合は、以下の写真のとおり表示されます。

    なお、LCDタッチスクリーンのバッテリー部分(右上)をタッチすると表示が切り替わるため、2つ示します。

     

     

    上記写真のとおり、非純正バッテリー(RAVPower バッテリーパック)は、「%表示」になりました。
    純正バッテリーでは「%表示」は出てきません。
    これが、純正バッテリーとの違いになります。

    注意:「%表示」は信用できない

    純正バッテリーも非純正バッテリーも、バッテリー残量が20%を切ったら、バッテリーバーが赤く表示されます。
    私のこれまでの経験では、赤くなったら、急激にバッテリーが減っていく印象です。
    というよりは、この赤表示は信用できないです。
    残り20%であれば、フル充電で50分撮影できるわけなので、10分くらいは撮影できそうですが、それよりも早くバッテリーが切れます。
    また、非純正バッテリーをフル充電させた場合でも、%表示は、96%や91%や86%と表示されます。
    100%表示になったことはありません。
    そのため%表示も、赤表示も信用せず、赤くなったらすぐにバッテリーを交換する方が良いです。
    私はそのような運用をしています。
    そうしないと、撮影中に電源が落ちるからです。

    3. 終わりに

    「RAVPowerバッテリーパック」は純正バッテリーと比べ、連続撮影時間はそれほど劣っていないですし、バッテリー表示の違いも許容できる範囲です。

     

    そのため私は、さらにバッテリーが必要になったら、このバッテリーを買う予定です。

     

    ちなみに、BMPCC4Kの純正バッテリーには、バッテリー専用の充電器は付属していません。

    このバッテリーを充電する場合は、BMPCC4Kにバッテリーを装着した状態で、同梱されている100〜240Vプラグパックで、電源接続する(一般的な家庭用のコンセントに接続)必要があります。

     

    一方、「RAVPowerバッテリーパック」は、バッテリー専用の充電器が1台と、バッテリーが2個付属されており、バッテリー専用の充電器は、バッテリーを同時に2個充電できます。

    この部分も便利だと思ってます。

     


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