記事まとめ
- GoPro HERO8にHERO7までの旧型充電式バッテリーを装着し、連続撮影時間を測定した
- 4K/60fps:23分〜25分
- 4K/24fps:53分〜1時間1分
- 1080p/240fps:21分〜27分
- 1080p/120fps:28分〜31分
- 1080p/24fps:1時間30分〜1時間33分
GoPro HERO8に付属されている充電式バッテリーは、HERO7までに付属されていたバッテリーと異なります。
以下の写真のとおり、青い枠がついているほうが、HERO8に付属されたバッテリーとなります。
HERO7までに利用されてきたバッテリーを、HERO8に装着することは可能です。
ただし、以下の写真のとおり、注意事項が表示されます。
今までGoProを利用してきた人は、新しい充電式バッテリーと新しいデュアルバッテリー充電器を購入するか悩んでいるのではないかと思ってます。
僕も悩んでます。
そこで今回は、GoPro HERO8に旧型バッテリーを装着したときの連続撮影時間を確かめてみました。
ちなみに、新型バッテリーでのGoPro HERO8の連続撮影時間は以下の記事を参照ください。
目次
1. 撮影環境および撮影方法
- 1-1. 撮影場所:自宅(室内)
- 1-2. バッテリー:GoPro 純正バッテリー
- 1-3. GoPro設定内容(環境設定):WiFi/GPSオン 他
- 1-4. GoPro設定内容(ビデオモード設定):4K/60, 4K/24, 1080p/240, 1080p/120, 1080p/24
1-1. 撮影場所
撮影は自宅(室内)で実施しました。
比較的、良好な環境とするため日向ではなく日陰に設置しましたが、冷房や扇風機の風をGoProにあてたりはしておりません。
ちなみに、撮影は2019年10月であり、室内気温は20℃前後でした。
室内で冷房をつけなくても快適に過ごせる環境でした。
1-2. バッテリー
僕は下表のとおり、旧型充電式バッテリー(GoPro純正)を3個持っております。
ただ、バッテリーAは、不具合が発生したため、利用していません。(以下記事参考)
そのため、今回は、バッテリーBとCを実験しました。
製造年月日 | 容量 | |
バッテリーB | 2016-12-08 | 1220mAh |
バッテリーC | 2017-09-22 | 1220mAh |
⬇️旧型バッテリー
1-3. GoPro設定内容(環境設定)
GoPro HERO8の主な設定内容は下表のとおりです。
設定項目 | 設定 |
電子音 | 消失 |
LED | オフ |
自動オフ | なし |
スクリーンセーバー | なし |
自動ロック | オフ |
GPS | オン |
WiFi | オン |
ハイパースムーズ | オン |
GPSとWiFiとハイパースムーズの設定をオフにすると、バッテリーの減り具合がゆるやかになる(連続撮影時間が延びる)かもしれません。
ただ、僕のGoProの使い方としてはオンの方が都合がよいのでオンにしました。
1-4. GoPro設定内容(ビデオモード設定)
GoPro HERO8のビデオモードにおける設定内容は下表のとおりです。
この中から、「①4K/60、 ②4K/24、③1080p/240、④1080p/120、⑤1080p/24」の5つを実験しました。
ビデオ解像度 | FPS |
4K | 60/30/24 |
4K 4:3 | 30/24 |
2.7K | 120/60/30/24 |
2.7K 4:3 | 60/30/24 |
1440p 4:3 | 120/60/30/24 |
1080p | 240/120/60/30/24 |
2. 連続撮影時間結果
各ビデオ設定時における、GoPro HERO8の連続撮影時間の結果は、下表のとおりです。
旧型バッテリー | (参考)新型バッテリー |
||
B | C | ||
4K/60fps | 25分 | 23分 | 40分 |
4K/24fps | 1時間1分 | 53分 | 1時間24分 |
1080p/240fps | 21分 | 27分 | 22分 |
1080p/120fps | 28分 | 31分 | 22分 |
1080p/24fps | 1時間33分 | 1時間30分 | 1時間45分 |
1点補足させてください。
GoPro HERO8のソフトウェアのバージョンについてです。
補足事項
- 新型バッテリーの検証時は、バージョン番号「01.00」で実施
- 旧型バッテリーの検証時は、バージョン番号「01.20」にバージョンアップして実施
実験をしている中で、GoPro HERO8のソフトウェアの新しいバージョンが出ていることに気がつき、バージョンアップを行いました。
ただ、旧型バッテリー検証時の「4K/60fps」「4K/24fps」については、バージョン番号「01.00」でも実験しており、それぞれ、「27分」と「1時間16分」でした。
「4K/24fps」については、GoPro本体のバージョンアップにより、連続撮影時間が短くなった可能性もありますので、別途確認します。
(2019年10月30日追記)
GoPro HERO8のバージョン番号「01.20」において、新バッテリーで再検証しました。
「4K/24fps」について、連続撮影時間は1時間13分でしたので、撮影時間が多少短くなったかもしれません。
2-1. 4K/60fpsの場合
4K/60fpsの場合、旧型バッテリーでは、連続撮影時間は23分〜25分となりました。
撮影は、「カメラの温度が高すぎます」という表示が出てストップしました。
つまり、高温シャットダウンです。
バッテリー残量は45%〜40%でした。
新型バッテリーに比べ、少し連続撮影時間は短くなっています。
2-2. 4K/24fpsの場合
4K/24fpsの場合、旧型バッテリーでは、連続撮影時間は53分〜1時間1分となりました。
53分のときはバッテリー残量13%となっており、おそらく高温シャットダウンによりストップしました。
1時間1分のときはバッテリー残量0%で、バッテリー切れまで撮影されました。
旧型バッテリーは新型バッテリーより、連続撮影時間は短くなっています。
ただし、補足事項に記載のとおり、ソフトウェアのバージョンが「01.00」のときは、旧型バッテリーでも1時間16分の撮影ができております。
バッテリー残量は3%でしたので、高温シャットダウンではなく、バッテリー切れによる撮影ストップです。
もしかすると、ソフトウェアのバージョン、もしくは、撮影環境による温度上昇の可能性もあります。
2-3. 1080p/240fpsと120fpsの場合
1080p/240fpsと120fpsの場合、旧型バッテリーでの連続撮影時間はそれぞれ、21分〜27分と28分〜31分でした。
バッテリー残量はそれぞれ、42%〜39%と24%〜33%でしたので、高温シャットダウンによる撮影ストップです。
新型バッテリーのときと同じです。
旧型バッテリーのほうが撮影時間が延びてます。
撮影環境による誤差範囲内だと思います。
2-4. 1080p/24fpsの場合
1080p/24fpsの場合、旧型バッテリーでの連続撮影時間は1時間30分〜1時間33分となりました。
バッテリー残量は0%となっており、バッテリーがなくなるまで撮影ができたという結果となりました。
新型バッテリーと同じです。
1080p/24fpsの場合は、新型バッテリーも旧型バッテリーもそれほど差がないという結果になりました。
3. 終わりに
まとめ
- 旧型バッテリーをGoPro HERO8に装着しても撮影が可能
- ビデオモード設定により、撮影時間が異なるが、大きな違いはみられない
GoProカメラは、撮影環境により連続撮影時間は変わります。
特に温度。
室内や周りの温度が高かったり、GoPro本体の温度が冷めないまま撮影再開をしたときなどは、撮影がストップします。
そのため、実験をする際は、同じような環境で、かつ、数回実験を繰り返すべきだと思うのですが、時間がかかってしまう‥。
ということで、僕の実験はこのあたりとさせていただきました。
少しでも参考になれば幸いです。
また、僕個人としては、新型充電式バッテリーの追加購入と新型デュアルバッテリー充電器は購入しない予定です。
「GoPro HERO8で撮影するにあたって、旧型バッテリーでも、それほど大きな欠点はない」と判断したからです。
もしかすると、2019年12月に販売予定であるアクセサリー、メディア/ディスプレイ/ライトモジュラーには大きな影響があるかもしれません。
僕は購入予定ですので、そのときにまた実験を行いたいと思ってます。