中小企業診断士の2次試験に落ちた理由【2025年試験、撃沈!】

こんにちは、イチです。

2024年10月頃から興味を持ち、2025年8月と10月に受験した、中小企業診断士試験の結果報告です。

 

1次試験:合格!

A 経済学・経済政策 52点
B 財務・会計 52点
C 企業経営理論 75点
D 運営管理 65点
E 経営法務 52点
F 経営情報システム 60点
G 中小企業経営・中小企業政策 72点
【合計】 428点/700点

 

  • 各科目、40点以上
  • 全科目合計、420点以上(つまり700点の6割以上)

上記を無事クリアしました。

見てのとおり、60点以下の科目が3科目もあります。

他の科目の得点でカバーできた形となります。

 

この試験、全科目合格点(60点以上)を目指すというより、
「苦手な科目は40点以上、得意な科目で70点以上を目指す試験」
だと思いました。

試験日間近、どの科目を勉強すればいいか迷いました。

7科目もありますからね。

そういう時に、どの科目を選択すればいいか、自分の判断力も試される試験でしたね。

 

さて、次は2次試験です。

2次試験:不合格!

A 事例Ⅰ組織・人事 26点!
B 事例Ⅱマーケティング・流通 47点
C 事例Ⅲ生産・技術 63点
D 事例Ⅳ財務・会計 55点
【合計】 191点/400点

 

  • 各科目、40点以上
  • 全科目合計、240点以上(つまり400点の6割以上)

見てのとおり、事例Ⅰで40点未満のため、足切り不合格です。

全科目合計でも不合格です。

足切り不合格なのに、他の科目の採点をしてくれただけでも、ありがたかったと思ってます。

 

さて、なぜ私はこんな点数を取ったのでしょう?

当然ながら、自己分析をしました。

いや、嘘です。

試験本番中にそれは分かってました。

原因は、

  • 「文章化の訓練をほとんどやっていなかったから!」

です。

 

このことについて、詳しく書きたいと思います。

もし、2026年以降、2次試験に挑戦される方がいらっしゃったら、絶対に、「文章化の訓練を実施しておくこと」と、強く言いたいです。

 

「そんな当たり前なこと」と思われる方は大丈夫だと思います。

私のように、

「頭の中で設問の答えを特定できれば、あとは、それを書くだけだから大丈夫だろう」

と思っている方は、一度でいいので、文章化の訓練をやっておくべきです。

 

敗北の原因は文章化の訓練不足

私の2次試験対策は、主に、「企業診断」という雑誌の、過去問解説と事例演習問題を解くことでした。

図書館で「企業診断」雑誌を見つけたため、お金を払って該当箇所をコピー印刷し、自宅で解きました。

およそ、3年分くらいの雑誌となります。

 

手に入れることができた過去問解説記事や事例問題はざっくり以下のとおりです。

  • 過去問:2024年、2023年、2022年、2021年、2020年
  • 事例Ⅰ:18事例
  • 事例Ⅱ:18事例
  • 事例Ⅲ:19事例
  • 事例Ⅳ:19事例

 

この他にも、「企業診断」雑誌には、試験対策の記事もありました。

そういった記事も読んでます。

 

なお、私は、1次試験も2次試験も、予備校や試験対策の参考書を買わずに、試験に挑戦しました。

お金をかけられない理由もあり、基本的には、ネット検索と、図書館で借りられる専門書で勝負しました。

 

2次試験はほぼ、「企業診断」雑誌に頼りました。

 

2次試験の勉強方法

私が本格的に勉強を始めたのは、1次試験が終了(8月3日)した後です。

それまでに、中小企業診断士試験を受けようと思ったすぐに(10月頃)、とりあえず過去問からやろうということで、その時の最新の2024年の過去問から2020年くらいの過去問までの事例を解いたりしてました。

ただその頃は、「企業診断」雑誌の存在を知らず、インターネット上に、2次試験の解説サイトを見つけることができなかったため、ただ解いて、予備校サイトの解答を見ただけです。

  • なぜそうなるのか
  • どうやって解けばいいのか

これらは全くわからず、その後、11月頃に「企業診断」雑誌を発見して、ちょくちょく解説付きの記事を読み始めたという感じです。

 

事例Ⅳの財務・会計については、1次試験の対策にもなりそうだなということで、8月より少し早めにやろうとしていた気がします。

ただ、
「1次試験に合格しないとやる意味がない」
という気持ちもあり、2次試験対策を早めにやることが時間の無駄にも思うようなこともあり、いろいろ葛藤しながら、ちょっとだけ進めていた記憶があります。

 

さて、勉強方法としては、基本的には、

  1. 事例の問題を読む
  2. 事例の設問を解く
  3. 解説を読む
  4. 解説を覚える

です。

 

ただ、8月から勉強をし始め、10月下旬に2次試験。

この短いスケジュールに焦りがあったためか、「2. 事例の設問を解く」という行為がおおざっぱになっていました。

つまり、文章化をせず、箇条書きする程度にとどめていたのです。

 

私はここに2次試験敗北の原因があったと分析しています。

 

設問の答えを、与件文から見つけ出せればオッケーとした

時間がない。

試験までおよそ80日。

 

  • 事例問題は、80問くらいある。
  • ただ、一回解けば全て頭に入るわけじゃないから、何回か復習しないといけないはず。
  • また、どうしても勉強できない日だってある。

 

このような感じで焦っており、勉強が少し雑になっていました。

 

2次試験について、私は以下の2つの段階があると思ってます。

  1. 与件文を読み、設問を理解し、正しい答えを考え出す
  2. 考え出した答えを、文章にして、分かりやすく伝える

 

私は1番目の、「考え出す」に集中したのです。

  • 与件を読んで、設問を読み、なんとなくこんな答えだろう、という答えをざっくり書く。
  • それが、解説と近かったらヨシ、遠かったら解説をしっかり読んで答えの導き方を理解する。

という感じです。

 

主に、事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲはその方法を取りました。

事例Ⅳについては、計算問題を含め、全体をしっかり時間を測って解きました。

ただし、一部の文章問題については上記と一緒で、文章化せず、箇条書きのみでした。

 

正直この頃は、
「正しい答えを頭の中に導き出せれば、文章にするのは本番でできるはず」
と思い込んでいました。

これが敗因です。

 

そして本番、事例1で大混乱!

緊張の中、事例Ⅰの試験が開始されました。

 

試験勉強中は、SWOTと書いて、与件文を読みながら、S(強み)など該当するものがあれば書き出す、という方法を確立していたので、その方法で与件文を読み進めていきました。

 

与件を読み終え、設問を読み、なんとなくこういう答えを書けばいいんだろうな、というあたりもつけることができました。

 

さて書こう。

 

この時です。

様々な問題に直面したのは!

 

30字すら書けない!

まず、SWOT問題で、それぞれを30字で解答します。

正直ここは部分点や合格点をもらう設問だと思っていました。

つまり、絶対の外せない。

 

しかし、うまく書けない!

 

まず自分なりの答えを、問題用紙の白紙部分に書きます。

そして何文字か数える

 

30文字がどのくらいか、感覚が分かっていないため、一字ずつ文字数を数えていました。

この「文字を数える」という行為。

思ったより時間がかかる。

 

このような事態に陥りました。

自宅で問題を解いているときは、適当に箇条書きで答えを書き出していたので気づきませんでしたが、30字という短い文章でも、うまく書き出せません。

 

そのため、急遽、解答用紙に書くことに。

こちらは30字なら30字分の空白がありますからね。

 

書き直しはどうすればいいのか!

解答用紙に、頭に思ったことを書き込む方法を本番に実施しました。

 

当然、文字数が多かったり、少なかったりします。

 

その際、どうやって修正すればいいのか。

消しゴムで消すと、元々書いていた文章が消えてしまうので、何を書いていたかわからなくなる。

では、問題用紙の白紙に書いておけばいい。

 

30字ならそれでいい。

でも、150字の時は、150字分、再度、文章を書くことになるわけで、時間がかかる

 

どうすればいいんだ!

本番で大混乱です。

 

シャープペンシルってこんなにデリケートに扱わないといけませんでしたっけ?

さらにシャープペンシルに苦戦しました。

芯の折れやすさに、です。

 

私は学生の頃はシャープペンシル、そして、社会人になってからほぼボールペン生活になりました。

鉛筆やシャープペンシルは、資格試験の時など、数年に1回くらいしか使いません。

 

なお、今まで受けてきた試験は、ほとんどがマークシートでした。

文字を書くことはあまりありませんでした。

 

さて、今回の2次試験。

シャープペンシルのHBで、試験に臨みました。

 

  • 薄い!
  • HBのシャープペンシルってこんなに薄いのか!

 

会場が広く、照明の灯りが薄暗い気もしましたが、いや、HBって薄いんだと分かりました。

 

私は比較的文字が綺麗と言われてきたのですが、Bのシャープペンシルでは太く、滑りやすく、綺麗な字が書けないので、学生時代、ずっとHBでした。

それがこの時まで、こんなに薄いとは思いませんでした。

 

  • 二次試験の解答は、相手(試験作成者)に、答えを読んでもらわないといけない。
  • 文字が薄すぎたり、汚すぎたりしたら、採点してもらえないかもしれない。

このようなことを、中小企業診断士受験サイトや雑誌記事で見ておりました。

 

そうだと思います。

そのため、HBのシャーペンでも、少し強く書いて、濃い目にしないといけないと思いました。

 

ただ、折れそうになる

シャーペンの芯ってこれほど繊細だったのかと。

 

そのため途中で、鉛筆(HB)に変えました。

それでもやはり薄い。

少し濃いめに書くため、力を込めて書いたりしました。

 

濃く書くと、消しにくい!

鉛筆で強く書く。

それで薄い文字が若干濃くなります。

 

そうすると、消しゴムで消しにくくなります。

この時私は、解答用紙の150文字の枠を頼りに、文章を書き、文字数の過不足があれば消しゴムで消して改めて書く、ということをしてました。

 

濃く書く。

そのため、消しゴムで消す時間も増えてしまいました。

 

大混乱

以上のように、とにかく混乱です。

大混乱です。

 

全然書けない。

終了時間が迫ってくる。

 

消しゴムで消すときも、机が揺れないようにしないと、「隣の人に後でなんか言われるかも」ということで、少し抑え気味で消す。

だからうまく消せない。

 

など、いろいろ考えまくり、結果、終了時間。

 

もう混乱して覚えていませんが、かなり空白がある解答用紙になっていたはずです。

150文字の枠を80文字しか埋めていないとか。

まるまる何も書かなかった設問はなかったと思いますが、あまり覚えていません。

 

そのため、事例1、26点という最悪の点数となってしまいました。

 

正直、60点とは言いませんが、40点以上の解答を導くための知識は持っていたと思います。

私は頭の中の考えを、文章化するということに失敗しました。

 

事例Ⅱ、Ⅲは少し挽回

事例Ⅰの後は、落ち込んでました。

絶対不合格だと。

空白が多かったですからね。

正直、26点もよくくれたなぁ、と今思ってます。

 

さて、事例Ⅱは、一応頭を切り替えました。

文章化の訓練はもうできないですが、事例1の大混乱で、どうすべきかは一応考えました。

 

  • とにかく「空白を作らない

 

この一点で、文章を書いていきました。

空白を作らないために、設問1から書き始め、文字数が合ってなくても、解答用紙に書き込みました。

 

そして全ての設問が終わった後に、得点できそうな設問から、徐々に修正していきました。

 

頭に浮かんでいる答えを、文章に盛り込むように、文章化を行いました。

おそらく、綺麗な文章ではなかったでしょう。

 

本番前は、「後から自己採点するために、解答文を全て、問題用紙に書き写しておこう」と思っていましたが、そのような余裕はありませんでした。

 

結果、

  • 事例Ⅱ:47点
  • 事例Ⅲ:63点

 

この結果からも、事例Ⅰも、40点くらいは取れていたと思うんだけどなぁ、という感想です。

ただ、60点以上取れないと、合格に近づけないので、勉強不足は認めてます。

 

事例Ⅳは計算過程に時間を使いすぎた!

さて、最後の事例Ⅳです。

ここでも、文章化が敗北原因です。

 

「計算過程を記入すること」、という設問がありました。

  • 一体、どのくらいの過程を残せばいいんだろうか?

これがうまくできず、敗北となりました。

 

計算の答えを導くのは、しっかり勉強をしたため分かっていました。

ただ、計算過程を書きすぎた

 

私は生まれつき、几帳面で細かい性格です。

色々な人から言われましたし、自分でもそう思います。

 

計算過程について、細かい計算式まで書いてしまいました。

途中、計算を書く箇所がなくなってきて、小さな数字で書いていくことになりました。

 

明らかに書きすぎました。

そして、時間もかかりすぎました。

 

これにより、第3問(キャッシュフロー計算)のほとんどが空白でした。

第4問は、文章問題ですが、先にやっていたので、部分点をもらえていたと思います。

 

第1問の経営分析計算は、ほぼ満点のはずです。

ただ、80字以内で書く文章問題についても、時間をかけすぎてしまったと思います。

 

これが、第3問を解ききれなかった原因になります。

 

総合すると、やはり、文章を書く訓練不足!

以上が、私の2次試験の自己分析です。

 

私は知識不足より、文章化訓練不足が敗北原因だと思ってます。

 

  • 頭で考えるだけでなく、伝えるために文章に起こす。

この練習が圧倒的に欠けていました。

 

2026年(令和8年)の2次試験はリベンジ予定です。

1次試験の合格が残っているので、もったいないですしね。

 

もしそこで不合格になったら、おそらく、中小企業診断士試験は諦めるでしょう。

今は、社会保険労務士試験に興味を持っているためです。

  • 2次試験後、いろいろ考え、独占業務がない中小企業診断士に不安を持ち始め、社会保険労務士に興味を持ち始めました。

 

さて、2次試験リベンジのため、私は以下実施します。

 

Bの鉛筆を買う(実施済み)

まず、本試験では、鉛筆書きに慣れておく方が良いと感じました。

もしかしたら、いずれ、CBT試験(パソコン受験)になり、文章をキーボードで書く試験になるかもしれませんが、今のところ(2026年4月現在)、その予定はなさそうなので、鉛筆を買いました。

 

100円ショップダイソーで、鉛筆削りも合わせて購入してます。

鉛筆削りで鉛筆を削ったのは何年振りでしょうか。

25年振りくらいです笑。

 

原稿用紙を買う(実施済み)

150字とか、200字とかの、感覚をつかむため、原稿用紙を買いました。

ダイソーや近くの文房具屋には、縦書きはあるのですが、横書きの原稿用紙はなかったので、Amazonで購入。

この原稿用紙に、鉛筆で文章を書き、文章化の訓練をしていきたいと思ってます。


企業診断雑誌の事例問題を印刷

    企業診断雑誌の事例(2次試験対策)の記事、解説が他と比べて分かりやすいかどうかは、私には分かりません。

    予備校の講座や通信講座、参考書を読んだことがないため。

     

    • 雑誌記事のため、ページ数や文字数制限があることが予想され、解説が分かりにくい、と思うこともあります
    • もし、企業診断の雑誌を買おうと思った方は、一度、本屋などで確かめてから購入した方がいいと思います
    • 普通に、2次試験対策の参考書などの方が解説は丁寧だと予想されます
    • 私はお金を極力使わないようにしているため、図書館で手に入った企業診断雑誌を使ってます

     

    ただ、事例Ⅲは60点以上を取れましたし、他の科目も、文章化がうまくいけば、60点を取れるんではないかと思ってます。

    そのため、最後の試験になりますが、参考書などは買わず、企業診断雑誌にかけてみます。

     

    10月の試験から、企業診断雑誌は読んでいません。

    そのため、新刊雑誌に、新しい問題や令和6年(2025年)試験の解説記事もあることでしょう。

    それらを利用して、リベンジに臨みたいと思います。


    終わりに

    長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。

     

    中小企業診断士試験に挑戦中の人、挑戦しようと思っている人にとって、役立つ記事となれば幸いです。

    私も、2026年は受験生です。

    もし、受験予定の方がいらっしゃったら、一緒に合格を勝ち取りましょう。

     

    さて、私は1次試験も、予備校や参考書を利用せず、図書館で借りられる本で勝負しました。

    その時に読んだ本などは別の記事で紹介予定です。

     

    ただ、私は少し遠回りしていると思ってます。

     

    経済学の専門書や財務・会計の専門書を読みましたが、試験に出ないところも読んでいるはずです。

    一応、全ての勉強の最初に、「過去問」を解き、どのような問題が出題されるか、感覚をつかんでから専門書を読みましたので、不要な部分は読み飛ばしたつもりです。

     

    あくまでも、お金を使わず、図書館に頼った人の勉強方法として、参考にしていただければと思います。

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