記事まとめ
- GoPro HERO8のタイムワープとタイムラプスの連続撮影時間を測定した
- タイムワープ(4K/2倍速):1時間24分
作成されたファイル(4K/30fps):42分25秒 - タイムワープ(1080p/2倍速):1時間37分
作成されたファイル(1080p/30fps):48分49秒 - タイムラプス(4K/0.5秒間隔):2時間4分
作成されたファイル(4K/30fps):8分16秒 - タイムラプス(1080p/0.5秒間隔):2時間7分
作成されたファイル(1080p/30fps):8分29秒
現在、ドライブ動画を撮るための車載動画作成の方法を検討しています。
先日の実験で、1080pでも4Kでも、「高温」による撮影停止が発生することがわかりました。
撮影が途中で止まるのはできるだけ避けたいです。
車の前面部は直射日光があたり温度上昇が激しいため、撮影停止が発生しています。
「1080pと4K撮影より負荷が低い設定であれば大丈夫ではないか?」
ということで、今回は、車の前面部に設置する前に、比較的良い環境でタイムワープとタイムラプスの連続撮影時間を測定してみました。
目次
1. 撮影環境および撮影方法
- 1-1. 撮影場所:自宅(室内)
- 1-2. バッテリー:GoPro HERO8 純正バッテリー
- 1-3. GoPro設定内容(環境設定):WiFi/GPSオン 他
- 1-4. GoPro設定内容(タイムワープ設定):4K/2倍速、1080p/2倍速
- 1-5. GoPro設定内容(タイムラプス設定):4K/0.5秒間隔、1080p/0.5秒間隔
1-1. 撮影場所
撮影は自宅(室内)で実施しました。
比較的、良好な環境とするため日向ではなく日陰に設置しましたが、冷房や扇風機の風をGoProにあてたりはしておりません。
ちなみに、撮影は2019年10月後半であり、室内温度は18℃前後でした。
1-2. バッテリー
バッテリーはGoPro HERO8の純正バッテリーで実験を行いました。
ちなみにGoPro HERO8に付属する純正バッテリーは、GoPro HERO7までで付属してきたバッテリーと異なります。
1-3. GoPro設定内容(環境設定)
GoPro HERO8の主な設定内容は下表のとおりです。
設定項目 | 設定 |
電子音 | 消失 |
LED | オフ |
自動オフ | なし |
スクリーンセーバー | なし |
自動ロック | オフ |
GPS | オン |
WiFi | オン |
ハイパースムーズ | オン |
GPSとWiFiの設定をオフにすると、バッテリーの減り具合がゆるやかになる(連続撮影時間が延びる)かもしれません。
ただ、僕のGoProの使い方としては両方オンの方が都合がよいのでオンにしました。
1-4. GoPro設定内容(タイムワープ設定)
GoPro HERO8のタイムワープにおける設定内容は下表のとおりです。
なお、解像度は4K、2.7K、1440p、1080pです。
この中から、「4K/2倍」と「1080p/2倍」の2つを実験しました。
速度 | 録画時間 | ビデオの長さ |
2倍 | 1分 | 30秒 |
5倍 | 1分 | 10秒 |
10倍 | 5分 | 30秒 |
15倍 | 5分 | 20秒 |
30倍 | 5分 | 10秒 |
1-5. GoPro設定内容(タイムラプス設定)
GoPro HERO8のタイムラプスにおける設定内容は下表のとおりです。
なお、解像度は4K、2.7K、1440p、1080pです。
この中から、「4K/0.5秒間隔」と「1080p/0.5秒間隔」の2つを実験しました。
間隔 | 録画時間 | ビデオの長さ |
0.5秒 | 5分 | 20秒 |
1秒 | 5分 | 10秒 |
2秒 | 10分 | 10秒 |
5秒 | 1時間 | 20秒 |
10秒 | 1時間 | 10秒 |
30秒 | 5時間 | 20秒 |
1分 | 5時間 | 10秒 |
2分 | 5時間 | 5秒 |
5分 | 10時間 | 4秒 |
30分 | 1週間 | 10秒 |
1時間 | 1週間 | 5秒 |
2. 連続撮影時間結果
各設定における、GoPro HERO8の連続撮影時間の結果は、下表のとおりです。
設定 |
録画時間 | (参考) ビデオの長さ |
|
タイムワープ | |||
4K/2倍速 | 1時間24分 | 42分25秒(4K/30fps) | |
バッテリー切れ | |||
1080p/2倍速 | 1時間37分 | 48分49秒(1080p/30fps) | |
バッテリー切れ | |||
タイムラプス | |||
4K/0.5秒間隔 | 2時間4分 | 8分16秒(4K/30fps) | |
バッテリー切れ | |||
1080p/0.5秒間隔 | 2時間7分 | 8分29秒(1080p/30fps) | |
バッテリー切れ |
上表の全ての設定で、高温停止など発生せずにバッテリー切れまで撮影できました。
2-1. (参考)作成される動画について
タイムワープとタイムラプスで作成される動画は、30fpsになるようです。
タイムワープの2倍速の場合は、録画時間の1/2(半分)の長さになりました。
ちなみに、作成されたファイルは以下です。
4K/2倍速:8分50秒のファイルが4つ、7分5秒のファイルが1つ
1080p/2倍速:8分50秒のファイルが5つ、4分39秒のファイルが1つ
タイムラプスの0.5秒間隔撮影設定の場合は、録画時間の1/15の長さになりました。
タイムワープでいうと15倍速と一緒ですかね。
以下の計算式になるかと思われます。
・撮影:0.5秒間隔に1枚撮影される→つまり、1秒で2枚撮影される
・作成される動画:30fpsなので、1秒に30枚必要となる
・つまり、1秒のタイムラプス動画を作成するために、15秒の撮影が必要となる
ちなみに、作成されたファイルは以下です。
4K/0.5秒間隔:8分16秒のファイルが1つ
1080p/0.5秒間隔:8分29秒のファイルが1つ
3. 終わりに
まとめ
- GoPro HERO8のタイムワープとタイムラプスで、バッテリー切れまで撮影可能だった
とりあえずバッテリー切れまで撮影できましたので合格です。
あとは、車の前面部の直射日光があたる高温悪環境でバッテリー切れまで撮影できるかどうかですね。
こちらも実験したいと思います。
また、ドライブ動画をタイムワープで撮影したときとタイムラプスで撮影した時で、どのような違いがあるのかというところも気になってます。
こちらも今後実験予定です。