記事まとめ
- BMW320i(F30)で走行中、急に「走行安定性」「走行注意」などの異常ランプが点灯し、複数の警告が表示された!
- 【警告の内容】
- 歩行者警告(昼)
- 走行安定性
- タイヤ空気圧警告(RPA)が機能していません
- 衝突警告機能が制限されています
- 正規ディーラーで点検してもらうと、スピードセンサーの故障であった
- なお、BMWの既知の故障だったようで、無償修理対応となった
- 点検日: 2021年7月21日
- 修理日: 2021年7月29日(部品取り寄せの最短日)
- 10時30分に車を預け、16時に引き取り
- 故障のため、修理費用が心配だったが、代車費用含め無償だった
- 故障修理対応において、必ずしも費用が必要というわけではないので、お金がなくても、すぐに正規ディーラーに持っていくべき!
私は2021年現在、「47都道府県を車で訪れる」ということに挑戦中なのですが、その挑戦の相棒が、BMW320i(F30)となります。
先日、広島県をドライブしていたところ、このBMWにて、異常ランプが点灯しました。
2014年9月に購入してから、初めての異常ランプだったので、ドキッとしたのですが、走行を止めるような指示はなく、「点検を受けてください」という警告が出ていたので、翌日、ディーラーに持っていきました。
結果としては、BMWの既知の故障であり、「10年間の無償修理対応」が出ていたようで、無償修理対応となりました。
今回の記事では、本故障の状況とその対応についてまとめたいと思います。
目次
1. BMW320iにおける、異常ランプの点灯!
私の車の車種や型式は以下のとおりです。
車種 | BMW320i LUXURY |
コードネーム | F30 |
購入年月 | 2014年9月 |
1-1. 異常ランプおよび警告
2021年7月20日、広島県の国道2号を走行中に、車から警告音が鳴って、異常ランプと警告が表示されました。
異常ランプ
上記写真の、赤枠で囲んでいるものすべて、平常時には点灯されない異常ランプです。
「走行安定性」「走行注意」という表示にドキッとさせられました。
警告表示
警告表示は4つでした。
すべて、2014年から2021年まで見たことがなかった警告でした。
①歩行者警告(昼)
歩行者警告(昼)の機能が制限されています。
緊急走行車警告時のブレーキ作動機能は働きません。
引き続き、警告は表示と音で確認することができます。歩行者警告(昼)
②走行安定性
慎重に走行して下さい。
急ブレーキはできるだけ避けて下さい。
直接最寄りのBMW正規ディーラーにご連絡下さい。走行安定性
③タイヤ空気圧警告(RPA)が機能していません
タイヤパンクが発生していても検知できない可能性のあります。
この機能を使用せずにタイヤ空気圧を調整して下さい。
引き続き走行は可能です。タイヤ空気圧警告(RPA)が機能していません
警告表示に誤字発見。
「可能性の」ではなく、「可能性が」ですよね。
④衝突警告機能が制限されています
緊急衝突警告時のブレーキ作動機能は働きません。
警告は引き続き表示と音で確認することができます。
正規ディーラーで点検を受けて下さい。衝突警告機能が制限されています
1-2. 機能制限
上記の異常ランプが発生して、把握できた機能制限は以下です。
- ナビ/地図が更新されない
- バックモニターが使えないことがある
おそらくですが、上記以外にも「ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール」も使えなかったのではないかと予想します。
- ACCは、私は高速道路でよく使用するのですが、100km/hに設定すると、アクセルを踏まなくても100km/hまで速度を上げキープしてくれます。
- なお、車が前に来てその車が減速すると、自動で減速します。
- ただし、私の車(F30)では、減速するのみで、停止はしませんので、注意が必要です。
ナビ/地図が更新されなかった
正直、これが一番きつかったです。
いかに自分が、ナビ表示に頼っていたかが分かりました。
地図は表示されるのですが、現在地から表示が動きませんでした。
ナビゲーションも聞こえてきません。
ナビと地図がまったく使えない状況になりました。
その日はとりあえず、iPhoneのGoogleマップで目的地まで着きましたが、地図が見れなくなると大ダメージですね。
バックモニターが使えないことがあった
車でバックする際、後ろの状況がモニターに映し出されるのですが、うまく表示されないことがありました。
表示される時とされない時がありましたので、100%使えなくなるわけではありませんでした。
1-3. BMWの異常ランプの点灯対応 / 冬に異常ランプ点灯が多い
異常ランプと警告音が鳴った時はドキッとしたのですが、意外と冷静でした。
実は2014年からBMW320i(F30)を乗ってきていますが、警告音は5~6回聞いています。
私の印象では、BMW320i(F30)は、冬に弱い印象です。
特に、地面が凍るような、気温が0℃以下のような日に警告音が鳴ることが多いです。
「タイヤ空気圧低下」のエラー警告です。
エラーをリセットすると、治ることが多く、警告に慣れてしまいました。
ただ、本当にタイヤがパンクしていたことが2回ありました。
そのため、リセットして、気温が上がっている(冬に0℃以上)のに、再度警告が出るようであれば、ディーラーに持っていくようにしています。
今回は暑い日だった
夏に異常ランプが表示されることは今までありませんでした。
ただ、上記のように冬の凍るような寒い時期に警告が出て、車に異常がないことが多かったので、「今回も同じだろう」と思っていました。
7月で、気温も上がってきている日だったので、冬の時と同じような、一時的な異常だと思ったわけです。
近くで車を止めて、警告をリセットしようとしたのですが、該当するような項目が見当たりませんでした。
そこで、車のエンジンを止めて、数分間待機して、またエンジンをつけることにしました。
- 冬に発生する異常ランプは、このようにして消すこともあります
ただ、今回の警告は消えませんでした。
なお、一時的ですが、走行中に1つの警告灯(スピードメーターの左下)のみ表示され、他が消えることがありましたが、その後、また、同じ警告が鳴り響くようになりました。
これらのことから、本当に異常だと判断し、翌日、ディーラーに車を持っていきました。
参考になりそうなサイトを発見(BMW Service Lounge.)
ディーラーに持って行く前に、自宅で警告表示について調べているところ、参考になりそうなサイトを発見しました。
車に備え付けられているマニュアルを見れば良いですが、急ぎの時は、上記のサイトが便利そうです。
基本的に、「黄色の警告」と「赤色の警告」があり、赤色は緊急停止した方が良さそうですね。
今回私が遭遇した警告は黄色なので、そこまで緊急性はなさそうです。
ただし、機能制限されているわけなので、走行はできても、いざというときに機能が使えません。
早めにディーラーに持って行くべきだと思います。
1-4. ディーラーの点検により、既知の故障であることが判明
警告表示が発生した翌日に、ディーラーに持っていきました。
- 予約もせず、そのまま持っていきました。
15分~30分ほどの点検により、「既知の故障」だと判明。
話をすべて記憶できていないのですが、以下のような内容でした。
- タイヤの速度(回転?)を検知する部品が故障している
- 警告が複数表示されたが、複数の部品が故障しているわけではなく、上記の故障により、それに付随する機能がすべて制限されただけである
- BMWが把握している故障であり、「10年間(?)の無償修理対応」で対応する
- 部品の取り寄せとなるため、最短で8日後に修理対応可能
- 修理は1日で対応可能
無償修理対応
BMWメーカーが把握している故障ということで、世界的に発生しているものだと思われます。
そのため、10年間の無償修理対応で対応しているようでした。
- 10年間の定義が、「車を購入した日から」なのか「BMW320i(F30)が販売された日から」なのか忘れてしまいました‥。
私は、最短の8日後である、2021年7月29日に修理日を予約し、同日に修理対応完了しました。
なお、その際に、「2020年10月」から案内が来ていた、「燃料タンクのリコール(無償修理)」も対応してもらいました。
こちらは部品供給の遅れにより対応待ちだったのですが、今回の修理対応で同時に実施することを提案され、そのまま実施してもらいました。
なお、修理は10時30分に車を渡し、16時に完了しています。
代車も無償
1日で完了する修理でしたが、代車も無償で用意してもらいました。
車種は、「BMW 218d グランクーペ。」
この車は本当に最高の車でした!
私の車は、320iでガソリン車ですが、この車は218dでディーゼル車です。
ディーゼル車、最高です!
力強い走りが楽しかったです。
3シリーズと比較して車体が軽いためか、停車時からの出だしが最高に気持ちよかったです。
私が現在乗っている320iの不満が、停車時からの出だしです。
車が重いためか、トルクが弱いためか、非常に遅い出だしとなっています。
公道はレース場ではないので、早く出る必要はないのですが、どうも気になります。
街乗りで信号待ちのあとに、明らかに他の車より出だしが遅いです。
軽自動車の方が速いと思います。
当然、アクセルを踏み込めば、20km/h→60km/hへの加速は、他の車より速いです。
0km/h→20km/hの出だしが気になっています。
この「BMW 218d グランクーペ」は、ディーゼル車だからか、出だしがめちゃくちゃ速いです。
気づいたらすぐに、50km/hに達していました。
トルクは、以下です。
- 私のBMW320i : 270Nm
- BMW 218d : 350Nm
どちらも、車両価格は500万円前後です。
私は、2014年当時に、320dというディーゼル車の選択肢もあったのですが、「ディーゼルはエンジン音がうるさい」というような話を聞いており選択しませんでした。
BMW 218dは、車内にいるとエンジン音は気になりませんでした。
ただ、外にいるとやはり、エンジン音は大きいようです。
それを加味しても、私はディーゼル車を選ぶと思います。
おそらく街乗りが多いからでしょう。
確かに、BMW320iの、60km/hから100km/hへの加速は楽しいです。
スポーツモードというモードにすると、高速道路を走る際は、最高に楽しめます。
ただ、車に乗っている時の、90%以上が街乗りの私は、ディーゼル車のほうが合っているのかもしれません。
日本に、ドイツのアウトバーンのような速度制限がない道路があれば、ガソリン車をもっと楽しめると思うのですが‥。
今後車を購入する場合は、ディーゼル車、もしくは、トルクが強いとされている電気自動車にする予定です。
とにかく、「ディーゼル車最高!」「BMW 218d グランクーペ最高!」でしたので、気になる方は試乗をオススメします。
2. 終わりに
警告ランプが点灯した時は、「あぁ、修理費用が‥」と、お金の心配をしたのですが、結果としては無償ということで、ディーラーに持って行くまでのガソリン費用しかかかりませんでした。
こういうBMWの既知の故障無償対応は、正規ディーラー以外の修理屋さんでも一緒なのでしょうか?
よく「正規ディーラーは高い!」という不満を聞きますが、「代車も無料」でしたし、サービスは最高だと思っています。
もし、将来的にBMWに乗り継いで行く予定であるならば、正規ディーラーをオススメします。
私は個人事業主なのですが、「車の経費」についても詳しく相談に乗ってくれるようでした。
私の担当者の方が、そういった相談をよく受けるようなので、知識がついたそうです。
他にも、本来は有償なことも、小さなことでしたが、無償で対応してもらったこともあります。
車を保持すると、車屋さんとは何年間もお世話になるので、親密な関係が築かれていきます。
正規ディーラーであれば、新しい車の購入価格なども相談に乗ってくれやすくなるでしょう。
良い担当者に巡り会う必要もあるかもしれませんね。
私は正規ディーラーで満足しています。
今後も、ディーラーに頼っていくことでしょう。