記事まとめ
- アクションカメラであるGoProについて、車に設置してドライブレコーダー代わりとして使っているが、夏は車内が暑すぎて、熱による撮影停止が発生しやすい
- そのため、ダイソーで100円で売っているUSB給電式のスマホ冷却扇風機を購入し、GoProに取り付けてみた
- 【感想】
- 何もないよりは、GoPro本体の熱を逃すことができていると思う
- ただし、扇風機の羽が回る音が大きいため、撮影映像にムダな音が収録されてしまう
- そのため私は、車の駐車中にGoProの熱を冷ますために利用することとした
前回の記事で、私なりに、GoProをドライブレコーダー代わりにすることについて欠点をまとめてみました。
その中で何度も繰り返しておりますが、一番の欠点は、GoProが車内の高温に耐えられないことです。
ドライブをし始めて数十分は撮影可能だと思いますが、その内、GoPro本体の温度が上がるとともに、車内の温度も上がっていき、熱による撮影停止が発生してしまいます。
私の経験では、7月~9月の夏は、ほぼ確実に撮影停止が発生します。
雨が多い6月や、気温が下がってくる秋、冬、春については、それほど停止が発生しない印象です。
GoProは9月~10月に発売されることが多いため、翌年の夏になるまで、このことに気づかないことが多いですね。
さて、私は夏でもドライブをします。
むしろ、冬の雪道は危ないため基本的には運転したくなく、観光地に行くなら夏です!
夏の青い木々や海やセミの鳴き声を聞くのが大好きです。
そのため、夏のドライブ撮影がしっかりできるように対策をしたいと常日頃考えていました。
そのような中、100円ショップで有名なダイソー(DAISO)に立ち寄ったところ、USB給電式のスマホ冷却扇風機を発見しました。
GoPro本体に対して、扇風機で風を当てれば、少しでも熱を逃すことは可能かもしれません。
そのため、100円ですし、扇風機を買って取り付けてみました。
今回の記事では、100円扇風機を取り付けてみた感想をまとめてみたいと思います。
目次
1. GoPro本体に、スマホ向け扇風機を取り付けた
私の自宅近くのダイソーには、スマホ向け扇風機の他にも、手持ちの小さな扇風機もあったのですが、私の用途としては、車に設置しているGoPro本体を冷ます用途ですので、今回はスマホ向け扇風機を購入してみました。
1-1. 私のGoPro設置状況
私はドライブ撮影のため、GoProを以下のように設置しています。
- 車の前方撮影用 : GoPro HERO8
- 車の後方撮影用 : GoPro HERO9
今回問題となっているGoProは、後方撮影用のGoPro HERO9となります。
前方撮影用のGoPro HERO8は、車の冷房の風を当てることができるので熱による撮影停止は発生しません。
GoPro HERO9は、以下のように後部座席の三人座席の真ん中のヘッドレストの上に設置しています。
ここは、「太陽光が当たらない」ので、私としてはベストな場所です。
太陽光は当たらないがGoPro本体は高温となる
夏の車内の温度上昇は異常です。
冷房をつけず、窓を開けずに車内にいると、数分もたたずに汗が出てくるでしょう。
GoProを設置している場所は、太陽光が直接当たらず、影になっているのですが、それでも、GoPro本体が熱くなります。
たとえGoProの電源を落としていたとしても、ものすごく熱くなります。
私がよく経験するのが、スーパーの駐車場(屋根がない場所)に車を止めて、10分ほど買い物して、再出発する際、熱によりGoProの電源が入らないという事象です。
屋根がある駐車場であれば問題ないでしょう。
しかし、炎天下の駐車場であれば、たとえ太陽光が直接当たらなくてもダメですね。
また、ドライブ中においても、影の道やトンネルの中ばかりを走っていない限り、熱による撮影停止が発生します。
GoProは4Kではなく1080p/30fpsにして、負荷を下げているつもりですが、それでも本体の温度上昇が凄まじく、撮影停止となります。
1-2. ダイソーで買った100円のスマホ冷却扇風機
私が購入した扇風機は、「スマホ冷却扇風機」です。
正しい使い方は、スマホの後ろに取り付けること
本製品はスマホ用です。
GoPro用ではありません。
下の写真の絵のとおり、スマホの後ろに取り付けて、扇風機の風によりスマホの熱を下げるようです。
吸盤により取り付けるようだが、吸盤は弱い
下の写真のように、扇風機には吸盤がついています。
私がスマホではなくGoProに取り付けたからかもしれませんが、ちょっと吸盤の接着力が弱く感じました。
そのため私は、ガムテープで貼り付けました。
USB給電式のためモバイルバッテリーが必要
本製品はUSB接続により給電されます。
そのため、扇風機に電池などは不要です。
私はGoProをモバイルバッテリー(USB接続可能)により給電しております。
- 充電式バッテリーは熱がこもるため外しています
そのため、本製品もそのモバイルバッテリーから給電しました。
1-3. GoProへの取り付け
「スマホ冷却扇風機」をGoPro HERO9に取り付け前後の写真が以下となります。
- 取り付ける前
- 取り付けた後
取り付けにはガムテープが必要
スマホと比べGoProは小さいため、扇風機の吸盤がすべておさまりませんでした。
そのためガムテープで貼り付けることにしました。
ただ、上記の写真の貼り方だと、時間が経つと取れてしまいます。
そのため、もっとガムテープでぐるぐる巻きにしないとダメですね。
GoProのモニターが見えない
写真を見てわかるとおり、GoProのモニターは見ることができません。
そのため、「スマホでリモート接続する」か、もしくは、「モニターで画角を確認し、撮影ボタンを押してから扇風機を取り付ける」必要があります。
1-4. 感想
本来の用途である、「冷却」という部分ですが、それなりにGoPro本体の熱を逃すことができたと感じています。
通常は、撮影後にGoPro本体を触ると熱くて持てないような状況が多いですが、扇風機のおかげか温度は下がっていると感じました。
ただし、「夏の日に扇風機のおかげで、熱の撮影停止がなく撮影できるようになったか?」という実験はできておりません。
10時08分:スーパー到着(車外気温31.0℃)
買い物中(20分間)、車の冷房をつけずに、GoProと扇風機をオン
10時28分: スーパー出発(車外気温31.0℃)
10時38分:自宅到着(車外気温31.5℃)いつもなら、スーパーで20分間買い物している間に、GoProが熱により撮影停止され、電源も落ちていました。
ただ、今回はそのようなことはなく、自宅に戻るまでの46分間、撮影停止が発生しませんでした。
外気温は31.0℃でしたが、車内の温度はもっと暑かったと思います。
それでも撮影停止とならなかったので、扇風機の効果があったと判断できました。
8月の半ばごろから、広島県では大雨の日(+曇りの日)が続いており、真夏の炎天下の中でのドライブ撮影ができる状況ではないです。
このまま暑い夏が終わりそうです。
そのため、「GoPro本体を手で触ると温度が下がっていると思う」という感想しか書けないです。
音がうるさい!
ただし最大の欠点を発見しました。
音です。
扇風機の羽が回る音が非常にうるさく、後部座席に設置していますが、運転席にも聞こえてくるレベルです。
GoProをドライブレコーダー代わりとして、事故映像や煽り運転を撮影する用途なら、多少の音は問題ないでしょう。
ただ、私はできれば観光地動画を撮影して、ドライブ動画も合わせて、1つの映像作品にしたいと思っています。
- 後部座席にBMPCC4Kというカメラを設置することが多いです
その場合、ドライブ映像に、「ブーン」と言う音が収録されてしまいますので、使えない撮影素材となってしまいます。
そのため私は、ドライブ中は使用しないことにしました。
駐車中に扇風機を使用したい
今までの経験上、「スーパーの駐車場」「観光地の駐車場」においては、屋根がない駐車場が多く、買い物の後や観光の後に、出発するとなったとき、GoPro本体が熱くなってしまい、電源が入らないということが多いです。
スーパーまでのドライブ撮影がうまくできたとしても、そのままGoProの電源をOFFにして車に置いておくと、熱くなります。
布をかけて影を作ったのですが、それでもダメでした。
「後部座席の設置場所から取り外して、箱の中に入れておく」などすれば大丈夫でしょうが、駐車のたびにGoProを設置し直すのは非常に面倒です。
そのため、ドライブ中ではなく、駐車中に扇風機を取り付けることにしました。
その場合、音がうるさくても問題ないです。
駐車中に車内の温度が上がり、GoPro本体の温度も上がっていくのを、抑えることができると思っています。
これであれば、わざわざ駐車のたびにGoProを設置し直すことは不要です。
設置し直すよりも、扇風機をガムテープで貼る方が、私にとっては楽です。
このように、私は結果として、駐車場に車を設置している時に扇風機を利用することになりました。
2. 終わりに
私がほしかった扇風機は、机の上に置けるような扇風機でした。
それであれば、GoProの横に設置し、風で熱を逃すことができると思います。
Amazonなどでは売っていたのですが、自宅近くのダイソーでは売っていませんでした。
手持ちの扇風機はあったのですが、それだと車に設置しにくいと考え、今回購入したスマホ向けの扇風機で試してみました。
結果としてはうまく使えず、駐車時に使うということになりましたが、100円なのでそれほど気にしていません。
また、問題であった夏も終わりそうなので、熱対策が不要になっていってます。
今後、必要により、来年(2022年)の夏に再検討してみたいと思います。