(中小企業診断士スキル習得日記-No.013)コンサルタントの仕事内容や勉強方法などを知るため、『プロ経営コンサルタント入門』という本を読んだ

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ゴール

  • 中小企業診断士試験第1次試験に合格する

 

目的

  • 個人事業主として、経営やマーケティングの知識を身につけるため

 

勉強方法

  • ①過去問を解く
  • ②本を読む

 

2021年11月現在、中小企業診断士試験の第1次試験に挑戦中です。

目的は、個人事業主として、経営やマーケティングの知識を身につけるためです。

 

2021年10月12日に、挑戦を宣言しました。

 

中小企業診断士試験への挑戦について、中小企業診断士やコンサルタントになるわけではなく、個人事業主として成功するための知識習得という目的だったのですが、最近、中小企業診断士に興味を持ち始めています。

 

中小企業向けではなく、私と同じ「個人事業主」に向けたコンサルティング事業を考えています。

 

そのため、「中小企業診断士の仕事内容」「コンサルタントの仕事内容」を把握したいと思いました。

 

そこで手に取った本が、『プロ経営コンサルタント入門』です。



 

本書を読んで正解でした。

 

コンサルタントとして、仕事に取り組む姿勢や情報収集の仕方など、幅広い内容を知ることができました。

 

漠然と、「コンサルタントってなんかカッコいい」というイメージしかなかったのですが、イメージをより鮮明にすることができました。

・コミュニケーション能力が必要である
・中小企業の顧客は、「会社生命を賭けて、コンサルタントにお金を払っている」と知っておくべき
・コンサルタントは経営者ではないので、経営判断を行うわけではない

 

私も個人事業主向けにコンサルティングを行う場合は、本書に書かれていることを意識して対応しようと思いました。

 

本記事では、本書を読んで参考になった点をまとめたいと思います。

 

なお、私は本書を1時間21分で読み終えています。

  • 11月6日:48分
  • 11月6日:33分

 

1. 中小企業の経営者は人生と全財産をかけている!

本書を読んで一番響いた言葉が、「中小企業の経営者は人生を賭けている」という言葉です。

 

中小企業の経営者は文字どおり、人生を賭け、全財産を賭けて会社経営をやっています

プロ経営コンサルタント入門

 

中小企業の経営者は、「会社が潰れたら、人生が終わる」という気持ちで経営をしているのだと思います。

文字通り、死ぬ気でやっているのでしょう。

 

その思いをしっかり受け止めて、コンサルティングを行うべきだと思いました。

 

1-1. お金を使ってコンサルティングを頼むという意味

コンサルタントに依頼をするということは、経営がうまくいっていないということだと思います。

うまくいっているなら、自分たちで回せるはずです。

 

経営状態が悪いということは、お金をあまり稼いでいないということです。

 

そのような財務状況の中、お金を払ってコンサルタントに依頼するということは、「最後の賭け!」という気持ちが強いはずです。

 

コンサルタントは、顧客がそのような気持ちであることを理解しておくべきだと思いました。

 

そして、その期待に答えることができ、経営を立て直すことができれば、感謝の大きさは計り知れないでしょう。

これがコンサルティング業務のやりがいなのだと分かりました。

 

命を救う医者と同等のやりがいを感じました。

 

1-2. 病気の予防ではなく、病気を自覚している患者

コンサルティングを医者の仕事を例にした表現がありましたので、引用します。

 

顧問業と違い、コンサルティングは、要求事項と要求レベルがはっきりしています。
いわば予防ではなく、すでに病気を自覚している患者と向き合う仕事ですから、相手も治療を急ぎます

プロ経営コンサルタント入門

 

コンサルタントが書いた本なので、例えが分かりやすいです。

こういった表現を使うことも、コンサルタントに求められる能力だと思いました。

 

そして、コンサルティングは、スピードを求められるということも理解できました。

 

中小企業の経営者たちは、今にも倒産しそうな中、最後の助けを求めているという状況が多いです。

 

できるだけ早い改善が必要です。

 

そのため、依頼を受けてからその業界のことを調べるのでは遅いと思いました。

 

その企業を取り巻く外部環境については、それほど時間をかけなくてもすぐに情報を引き出せるように、日々の情報収集を怠らないことが重要だと思います。

 

そして、依頼を受けたあとは、事前に対応できないことである、その企業の内部環境の分析に取り組むべきだと思いました。

 

このようにして、常にスピードを上げて対応していくことを心がけたいと思いました。

 

2. コンサルタントは経営者ではない

コンサルタントは、その企業の経営者ではありません。

あくまでも、改善・指導する立場です。

そのため、経営判断をするのはコンサルタントではないです。

 

コンサルティングとは、企業の中で制度や仕組みを改善指導することですから、そのために人の教育や啓発が欠かせません。

プロ経営コンサルタント入門

 

最終的な経営判断はやはり、会社の経営者です。

 

そもそも中小企業の経営者は、経営をしたい人が多いはずです。

 

上司や先輩に命令されることなく、自分で判断を下したいため、起業した人が多いと思います。

  • 経営をしたくないのに親の会社を引き継いでいる人もいると思いますが、その場合は経営権を譲渡する方法もあると思います

 

つまり、経営判断は、会社の経営者に任せるべきだと思いました。

 

コンサルタントは、その経営判断のための知識と情報を与えるのが仕事だと分かりました。

 

コンサルタントの仕事は、経営者を助けることなのですから、コンサルタントが経営者の仕事を奪ったのでは本末転倒です。

プロ経営コンサルタント入門

 

経営をしたことがない人が経営に口出しできるのか?

私も「経営をしたことがないコンサルタントが、なぜ経営に口出しできるのか?」と思っていました。

 

また、「経営をしたことがない学者が、なぜ経営理論を語るのか?」とも思っていました。

 

本書では、舞台演出家に例えて回答していました。

 

経営コンサルタントに「自分で会社を経営すればいいのに」と言うのは、優れた演出家に向かって「そんなに演技に詳しいなら、自分で演じればよい」と言うのと同じです。
演出家が自分で舞台に立ってしまっては、舞台は成り立ちません。

プロ経営コンサルタント入門

 

会社組織という舞台の中に入り込むのではなく、外から見て改善点を探し、提案・指導するのがコンサルタントです。

 

中から見るのと、外から見るのでは、違いがあるということでしょう。

 

現場には現場の素晴らしい意見があると思いますが、外部から見たときにも素晴らしい意見が出てくるものです。

 

内部外部の両方から、経営上の問題点を探すことが、問題解決につながるのだと分かりました。

 

3. 資格よりコミュニケーション能力

コンサルタントを名乗るのに、資格は不要のようです。

中小企業診断士の資格も同様です。

 

中小企業診断士の取得の中で、経営に関する知識や、企業の問題解決の考え方を持てるようになるのは確かでしょうが、プロのコンサルタントとしてやっていくには十分とは言えません。

プロ経営コンサルタント入門

 

資格は、ないよりはあったほうがいいという感じですかね。

それよりも、「人を動かすためのスキル」が必要のようです。

 

ただ、資格に合格すると自信が付きますし、基礎的な知識も身につきます。

就職/転職活動で、他人にアピールもできますし、合格して悪いことはないと思ってます。

 

3-1. 相手を思いのまま操るスキルではない

コミュニケーション能力は、相手を操るような詐欺のようなスキルではありません。

 

相手を思いのままに操るようなスキルは、コンサルタントには必要ありません。
それは詐欺師のスキルであって、コンサルタントにとって基本となるのは、相手を理解し、相手からも理解されるコミュニケーションスキルです。

プロ経営コンサルタント入門

 

コンサルタントも「お金を稼ぐ」ためにやっているのですから、お金稼ぎだけを考えてしまうコンサルタントが出てくるのも仕方がないのかもしれません。

ただ、人を騙すような手口を使うのではなく、しっかりと相手を理解し、相手に理解してもらうようなコンサルタントを目指したいですね。

 

一方、コンサルタントとして経営をうまく回す方向性を示したのに、経営者がまったく判断してくれず、経営がうまく回らないのであれば、コンサルティングをやった意味がありません。

 

そういう意味では、経営者に判断を任せっきりにするのではなく、納得してもらうように説得し続けることが重要だと思いました。

 

3-2. 決算書を読めるようになるべき:簿記2級の知識

コンサルタントとして、会社の状況をつかむために、決算書を読むスキルは必要のようです。

 

簿記2級くらいの知識があれば、決算書は読めるようになります。

プロ経営コンサルタント入門

 

中小企業診断士試験の科目に、「財務・会計」がありますが、決算書を読むために必要だからでしょう。

そういう意味では、中小企業診断士試験の勉強もムダではないと思います。

 

私は簿記3級にも挑戦中なので、決算書を読めるようになるために、しっかり学んでいこうと思います。

 

3-3. 新聞と本を読むべき

コンサルタントの情報収集の方法として、新聞と本が挙げられていました。

インターネットでの情報収集も挙げられていますが、基礎を学ぶなら本のようです。

 

ただネットの問題は、広範な情報収集の入り口ではあるものの、ベーシックな知識を一気通貫で身につけるのには不向きという点です。
基礎知識を体系的に身に付けるには、やはり書籍のほうに一日の長があるように思います。

プロ経営コンサルタント入門

 

私も、一つの事柄を集中的に学びたいときは本だと思います。

 

インターネットだと情報が多すぎるし、体系的に学ぶという意味では、少し読みにくいです。

順番通り記事を並べているホームページもありますが、ほとんどが順番通り学ぶことを意識しているわけではありません。

 

そのため、章ごとに分類され、終わりがある本のほうが学びやすいと思います。

 

新聞は顧客と会話する際に重要になる

新聞の情報も重要のようです。

 

新聞を読んでいないと顧客と会話ができませんから。
ネットニュースでは、どうしても偏りが出ます。
顧客によっては業種上、世間の関心事とは別のところに注目する人もいます。
広く情報をカバーするには、新聞を読むことが大事だと思います。

プロ経営コンサルタント入門

 

情報が偏る(かたよる)ことは、意識していませんでした。

 

確かにインターネットでニュースを見るとき、自分の好みの記事だけが表示されるサイトもあります。

そういった場合、情報は偏ってしまうかもしれませんね。

 

たまには、広い範囲で情報収集する習慣をつけたほうがよさそうだと思いました。

 

4. 終わりに

本書は、コンサルタントが日々考えている考え方や情報収集の仕方などが書かれており、非常に参考になりました。

 

私の周りにコンサルタントがいないため、話が聞けたような感じになりよかったです。

コンサルタントを目指している人は一読の価値があると思います。

 

私はこの先、本書を読み直しながら個人事業主向けコンサルティングに挑戦していきたいと思います。

 

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