
【悩み/不安】 | 何にお金を使えばいいか分からない... |
【解決策】 | 個人事業主こそ、自分へ投資しよう! |
「開業のために貯めたお金の使い方に悩む」
「事業収入を得られるようになったが、その使い方に悩む」
個人事業主として独立した理由の一つとして、「お金」を挙げる人もいるかと思います。
企業に属して給料をもらう時と比べ、個人事業主は給与体系はありませんし、上限もありません。
うまくいけば、とんでもない額のお金を稼ぐ可能性を秘めています。
ただ、最初から大きく稼ぐのは難しいでしょう。
初めは、今まで貯めてきたお金でコツコツと事業を進めていくと思います。
このようなとき、お金の使い方に悩む人もいると思います。
今回、「起業の天才!(著者:大西康之)」という本を読み、この悩みの助けとなるエピソードを見つけましたので紹介します。
「起業の天才!(著者:大西康之)」は、就職サイト「リクナビ」を運営する会社である、リクルートの創業物語です。
この本を読み、「個人事業主こそ、自分へ投資しよう!」と思いました。
なお、「起業の天才!(著者:大西康之)」は、個人事業主にとって、やる気を高めてくれる良書です。
大学新聞における小さな広告業から、大企業であるリクルートを作り上げていった物語が語られています。
私たち個人事業主も、同じように大きくしていけるのではないかと、気分を盛り上げてくれるような本でした。
やる気が下がっている人は、ぜひ一読してみてください。
目次
1)自分へ投資しよう!
「起業の天才!(著者:大西康之)」から、リクルートの創業者である江副浩正氏のエピソードを紹介します。
1-1)工場を持たないリクルートの投資先
江副は『リクルートブック』(1969年2月『企業への招待』を誌名変更)で稼いだ利益を、自社の人材確保に惜しみなく注いだ。
工場を持たないリクルートにとって、唯一の生産設備は人材である。
採用と教育に法外なカネをかけ、日本リクルートセンターという柵の中にせっせと優秀な人材を囲い込んだのだ。
「起業の天才!(著者:大西康之)」
①より優れたアイデアを出すのは、自分!
リクルートは、「企業」のため、優秀な人材を集めることにお金を使っています。
私たち個人事業主は、基本的に1人です。
その1人である己自身が、優秀な人材になる必要があります。
優れたアイデアを出すのは自分自身です。
自分のスキルや知識に頼るしかないわけです。
上記の引用文にもあるとおり、「工場を持たない」個人事業主であれば、「唯一の生産設備は人材」である自分だと思います。
そのため、自分自身をより高めるために投資(お金を使う)をすべきでしょう。
- 知識を増やすため、本を買う
- 世間を知るため、雑誌や新聞を購読する
- 技術を学ぶため、セミナーやオンライン授業に参加する
②高価なガジェットは後回し!
生産性を上げるため、高性能なパソコンやスマートフォンを買おうとしていませんか?
私も毎年9月頃になると、Apple社の新製品が発表されるため、高性能なスマートフォンが欲しくなります。
その際、「生産性が上がり、時間の節約にもつながる」という理由を自分で作り上げて、買おうとしてないでしょうか?
- 本当に生産性が上がりますか?
- それはどのくらいですか?
- 費用対効果は十分高いですか?
私の場合ですが、いつも、自分に都合の良い理由を作ってしまいます。
これでは良くないですね。
本当に生産性が上がるのかどうか、時間を作って、じっくり考えるべきです。
- 動画編集の書き出し時間が短縮する!
- 本当?夜寝る前に書き出し開始ボタンを押すなどの工夫ではダメなの?
- キーボードが押しにくくなったので、新しいノートパソコンが必要!
- 本当?キーボードだけを購入し、接続するのでは本当にダメなの?
お金を使わない(少なく使う)ことが、本当にできないのかを、一旦、本気で考える方がいいと思います。
自分で買う理由を作り上げ、納得させていると、お金がいくらあっても足りません。
そのようなところにお金を使うよりも、自分にお金を使う方がよいでしょう。
良いアイデアを出すのは自分自身です。
パソコンやスマートフォンではありません。
そして、良いアイデアが出てこないと、どれだけ高性能のパソコンを持っていても、宝の持ち腐れになってしまいます。
このように考え、そのお金を使うことが本当に自分にとって必要なことなのか、今一度考えてみましょう。
2)終わりに
カフェや工場で働いている個人事業主の方もいらっしゃると思います。
そういった方々は、食器類や機械設備に投資しないといけないと思います。
ただその際も、「本当に必要なのか?」を良く考えた方がよいでしょう。
他に工夫ができるのであれば、工夫して、余ったお金を残しておくか、自分自身に投資した方がいいです。
良いアイデアを生み出すのは自分自身。
これを忘れないようにしたいですね。
なお、本記事と同じような悩みの解決策を、別の本などで見つけた場合は、別の記事にまとめていく予定です。
本記事を読んで、「これだ!」と思えなかった場合は、別の記事も読んでみてください。