
【悩み/不安】 | 不安で胸が苦しい... |
【解決策】 | 大企業の創業者も弱気なときがあったということを知っておこう! |
「不安で胸が苦しい...」
事業を進めていく中で、突然不安に襲われ、胸が苦しくなる日もあると思います。
特に、進み具合が悪かったり、体調が悪かったり、良くない出来事が続くと、だんだんと憂鬱になっていきます。
不安の原因を取り除けば解決できるでしょうが、すぐに分からないときもあるでしょう。
不安の原因は人それぞれ違いますので、簡単に解決方法を提示するのは難しいです。
私は不安に襲われた時、「起業家や成功者も、弱気な時期があった」という事実を聞くと、不安が少し和らぎます。
私の勝手な印象で、「起業家や成功者はポジティブな人間であり、落ち込むことなどない」と思っていました。
ただそれは間違いで、起業家物語などを読むと、弱気な一面も見えてきます。
そのため、本ブログでは、さまざまな起業家や成功者の、弱気になっていたエピソードをまとめていきたいと思っています。
今回、「起業の天才!(著者:大西康之)」という本で、エピソードを見つけましたので紹介します。
「起業の天才!(著者:大西康之)」は、就職サイト「リクナビ」を運営する会社である、リクルートの創業物語です。
この本を読み、「リクルートという大企業の創業者も、弱気のときがあった!」ということを知ることができ、不安な気持ちが少し和らぎました。
なお、「起業の天才!(著者:大西康之)」は、個人事業主にとって、やる気を高めてくれる良書です。
大学新聞における小さな広告業から、大企業であるリクルートを作り上げていった物語が語られています。
私たち個人事業主も、同じように大きくしていけるのではないかと、気分を盛り上げてくれるような本でした。
やる気が下がっている人は、ぜひ一読してみてください。
目次
1)リクルート創業者の弱気
「起業の天才!(著者:大西康之)」から、リクルートの創業者である江副浩正氏の弱気なときのエピソードを紹介します。
1-1)ニクソン・ショックによる不況
江副は国道1号線の歩道橋からNビルの建設現場を眺めるのが好きだった。
(省略)しかしニクソン・ショックで求人広告が激減すると、さすがの江副も弱気になった。
1971年の秋、会議で東京に来ていた名古屋支社長の下田雅美と一緒にランチに出かけるとき、工事中のNビルを歩道橋の上から眺め、江副はこうつぶやいた。
「下田くん、このビルが完成するころには、会社が潰れて、ビルはもう他人のものになっているかもね‥」
「それじゃあ、江副さんはどうするんですか」
「僕?首でもくくるかな」
そんな弱気な江副を見たのは初めてだった。
「起業の天才!(著者:大西康之)」
本書である「起業の天才!(著者:大西康之)」では、リクルートの創業者である江副浩正氏の、積極的な仕事ぶりを感じられる本です。
起業家のイメージどおり、立ちはだかる壁(困難)を幾度となく乗り越えていくさまが、本書の面白いところの一つです。
そのような中、上記の弱気なエピソードを発見しました。
勝手にポジティブなイメージを作り上げていたので、弱気な一面があることに驚きました。
起業家や成功者も、私たち個人事業主と一緒で、ただの人間です。
誰でも不安に襲われ、弱きになることはあるのでしょう。
新聞や雑誌、テレビやSNSで、ポジティブな面ばかり見せている人も、実は裏では、ネガティブな面もあるのです。
いいところばかり見せているだけで、実際のところは、みなそれぞれ悩みを抱えているはずです。
不安を感じると、自分だけが不安を持っているように感じることがあります。
他人が不安や悩みなど、ネガティブな一面をあまり外に見せないからです。
でも実際はそうじゃない。
誰でも悩みを抱えている、もしくは、そういった時期を乗り越えているんだ、と思えると、少しは不安が和らぎませんでしょうか。
弱気なときがあってもいい。
こう思うことで不安を和らげ、次へ次へと進んでいきましょう。
2)終わりに
本書では、「リクルートより大きなライバル企業が事業に参入してきた」というような壁が語られ、そのときは、社員と一致団結して、「勝つぞ!」と心に決め、ポジティブな思いで戦っていました。
今回取り上げた引用文は、ニクソン・ショックによる不況時のエピソードです。
こういった景気に関する売上減は、自社だけでは対策しづらく、落ち込みやすくなるのかもしれません。
内部ではなく外部からの影響ですね。
事業を長く続けていくと、景気などの外部環境による影響を受けることが増えてくるはずです。
こういった中、不安で押しつぶされそうになるかもしれませんが、大企業の創業者も同じように苦しんでいたという事実を思い出し、何とか持ちこたえていきましょう。
なお、本記事と同じような悩みの解決策を、別の本などで見つけた場合は、別の記事にまとめていく予定です。
本記事を読んで、「これだ!」と思えなかった場合は、別の記事も読んでみてください。